良い先生の選び方～自律神経失調症を改善する知恵とコツ（自律神経編VOL.16）

こんにちは。すずらん鍼灸院の大島です。

これまでに、自律神経失調症を治療できる治療施設を７つほど紹介しました。

いずれの治療施設がよいかについては、個人で判断するのは難しいと思われます。

実際には、「症状の深刻さ」「他の病気が併発していないか」「発病の原因」などにより、治療施設を選択する必要があります。

例えば、脳のトラブルが原因なら、脳外科医か神経内科が適しておりますし、糖尿が原因なら精神科と内臓科の両方の治療が行える病院でないと正しい治療はできないと思います。

検査をしても内臓諸器官や脳に問題がなく、明らかに自律神経失調症のみの発病の場合には、選択肢を広げても良いかと思います。

現実的には、西洋医学は、神経や精神の疾患、生活習慣病などの治療を苦手としております。

そして、大病院だから安心と思って、診察したところ、

「無理な仕事はひかえるように」
「睡眠と栄養をしっかりとるように」
「ストレスを溜めないように」

・・・

などのようなアドバイスをされ、薬だけを頂いて終わりということも多いのです。

大病院は患者さんが多く、お一人お一人に対して診察時間を十分にかけることができない傾向にあります。

患者さんは、具体的な治療法・解決法を求めておりますので、かっがりされることもあると思います。

自律神経失調症の治療には、病院の大きさの大小で選ぶよりも、自分と相性が合う、しっかりした医師選びが大変重要になります。

また自律神経失調症の原因の多くは、ストレスや心の不調和です。

身体だけ治療しても、根本原因と取り除かないと、再発する可能性もあります。

評判の良い先生ほど、患者さんの症状や性格、家庭環境など、今の辛さをしっかり理解し、患者に合ったアドバイスや治療法を提供しております。

そこで、良いドクターを見分ける方法としていくつかのポイントを上げてみました。

【良い先生を見分けるポイント】

■患者さんの苦しみを親身になって理解しようと心掛けている
■薬第一主義ではなく、患者の性格・環境に合った処方箋を行っている
■誠意をもって患者に対応する
■人生経験豊富で、様々な悩みに答えられる

このように、患者さんの苦しみを深いところまで理解しているかがとても大切になります。

「わかってもらえる」「理解してもらえる」ということが実は、自律神経失調症の早期回復にも繋がるのです。