こんにちは。すずらん鍼灸院の大島です。
前回は、偏頭痛を予防する8つの方法』
で、『ストレスに強い身体作り』を紹介しました。
※【偏頭痛の代表的な予防法】
1.適度な睡眠(寝過ぎ・寝不足を避ける)
2.偏頭痛を予防する栄養素の摂取
3.偏った食生活、過度なダイエットを避ける
4.有酸素運動
5.アルコールを避ける
6.ストレスに強い身体つくり
7.ツボ刺激
8.自分の偏頭痛が発病するパターンを知る
今回は7つ目の項目、『ツボ刺激』について解説していきます。
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頭痛になったとき、よく頭のツボを刺激したりする方もいるかと思います。
しかし、実際には、どこに頭痛のツボがあるかを正確に知っている方は少ないようです。
ほとんどの方が感覚的に頭部の局部をランダムに押している状態ですが、ツボ刺激は、頭痛を緩和する効果が確かにあります。
ある意味、ツボを刺激することで頭痛の痛みを緩和できる事を本能的に知っているのかもしれません。
頭痛のツボがあるということは、偏頭痛にも効くツボがあるということになります。
そこで、ツボ刺激はなぜ偏頭痛によく効くかについてより具体的に解説しようと思います。
ツボとは、血液と血液が交差する点をいい、別名、『経穴(けいけつ)』と呼ばれています。
血液循環は、身体の健康を保つ上でも、重要な影響を持ってます。
絶えず新鮮な血液が循環していることにより、身体の免疫力が上がり、より健康を維持できるようになるのです。
これとは反対に、血液の流れが悪いと、体内に疲労物質が溜まりやすくなります。
その結果、病気や不定愁訴(ふていしゅうそ)のような身体の不調を引き起こしやすくなります。
この血液循環に深く関わっているのがこの経穴です。
経穴は血液と血液が交差する場所で、疲労物質が経絡で詰まりやすくなり、血行障害の大きな原因
となるのです。
偏頭痛は、血行が悪くなることで生じる頭部の凝りのようなものです。
つまり、頭部のツボを刺激することで、経穴に鬱積した血が流れるようになり、頭部の痛みが和らぐようになるのです。
偏頭痛に良く効く代表的なツボに以下のものがあります。
●百会 (ひゃくえ)
●天柱 (てんちゅう)
●風門 (ふうもん)
●風池 (ふうち)
●風府 (ふうふ)
●肩井 (けんせい)
(続く)
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