朝型生活のすすめ(その2)~自律神経失調症を改善する知恵とコツ(自律神経編VOL.20)

 

こんにちは。すずらん鍼灸院の大島です。

前回に引き続き、『朝型生活のすすめ』について解説致します。

 

1.音楽療法
2.朝型生活のすすめ
3.腹式呼吸(安眠呼吸)
4.お酒・たばこを控える
5.内観(自己暗示プラス思考のすすめ)
6.上手な食事の取り方
7.安眠ツボ
8.ストレスに強くなるストレッチ
9.鍼灸のすすめ

 

朝型生活は、自律神経によい影響を与えることになりますが、実は、早朝の太陽の光には、自律神経をより活発に働きかける効果があることがわかってきました。

朝型生活の方は精神疾患になりにくいと言われます。

そして、精神疾患を患った患者さんの脳を調べると、セロトニンと呼ばれる脳内伝達物質の働きが悪いことが、近年の研究で確認されるようになりました。

 

セロトニンは約150億個存在する脳内神経物質を言い、副交感神経から交感神経への切り替えを促す大切な役割を担っています。

つまり、セロトニンが正常に働かないと副交感神経と交感神経の切り替えが正常にできなくなることを意味します。

その結果、自律神経のバランスが崩れた状態になるのです。

 

自律神経の機能を高めるには、このセロトニンの働きを活性化させる必要があります。

セロトニンはある特定の照度を持つ光を浴びると活性化することが解明されております。

この特定の照度とは、2500ルクスの明るさになります。この光の強さが、実は早朝の太陽の光になります。(参考までに夕日の光は1000ルクスとなります)。

 

早朝の太陽を浴びると、気持ちがすっきりするのは、セロトニンが活性化し、自律神経が積極的に働きかけていたことになります。

 

このような理由から、朝型生活を実践することに加え、積極的に早朝の太陽の光を浴びることをお勧めしております。

さらに、太陽を光を浴びながらウィーキングなどの有酸素運動を取り入れるとさらに効果的です。

 

すずらん鍼灸院
院長 大島宏明



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