頭痛の痛みを緩和する(アルコール、偏頭痛偏)VOL.10~自律神経失調症の改善

こんにちは。すずらん鍼灸院の大島です。

前回では、偏頭痛を予防する代表的な8つの方法の一つとして『有酸素運動』を紹介しました。

 

※【偏頭痛の代表的な予防法】

1.適度な睡眠(寝過ぎ・寝不足を避ける)

2.偏頭痛を予防する栄養素の摂取

3.偏った食生活、過度なダイエットを避ける

 

4.有酸素運動

5.アルコールを避ける

6.ストレスに強い身体つくり

 

7.ツボ刺

8.自分の偏頭痛が発病するパターンを知る

 

これまでに、8項目のうち、1~4項目までご説明しましたが、今回のメルマガでは、5番目の『アルコールを避ける』について、ご説明致します。

 

 

アルコールを飲むとよく顔が赤くなる方がいます。

 

これは、アルコールにより、顔の毛細血管が拡張し、末梢神経への血流の量が増えることにより生じる現象です。

 

このように、アルコールの摂取と、脳の血管拡張作用には深い関係があります。

 

ただ、適度な量のアルコールは、大きな問題はありませんが、過度のアルコール摂取は偏頭痛の引き金になると言われています。

 

では、なぜアルコールは、偏頭痛を誘因するのでしょうか。

 

アルコールには、アセトアルデヒドと呼ばれる成分が含まれています。

 

アセトアルデヒドは、血管拡張を促す作用があり、頭の神経が過度に拡張することにより、頭の回りの痛みを増大させる現象を生じるようになるのです。

 

特に、赤ワインは最も偏頭痛を起こしやすいことで知られております。

 

赤ワインにはチラミン、ヒスタミンなど、血管を拡張する成分が豊富に含まれています。

 

偏頭痛の症状が現れた場合には、アルコール、特に赤ワインは極力控えるようにしましょう。

 

但し、緊張型頭痛の場合は、適量のアルコールで、血流がよくなり、リラックスできて、頭痛が緩和されることがあります。

 

アルコールは、少量の摂取なら影響が出ないと思いますが、慢性的な偏頭痛をお持ちの人にとっては、過度なアルコールの摂取には、注意が必要なのです。

(続く)

 



すずらん鍼灸院