代表的な治療法(その1)~自律神経失調症を改善する知恵とコツ(自律神経編VOL.13)

こんにちは。すずらん鍼灸院の大島です。

自律神経失調症は、「他の疾患と誤診されやすい症状である」ことを前回解説しました。

自律神経失調症の初期症状として、肩こり、耳鳴り、頭痛などを生じることがあります。

 

そのため、最初に診察される医療機関として、一般内科、耳鼻科、整形外科をお選びになる患者さんが意外に多いのです。

一般内科、耳鼻科、整形外科では、当然、検査をしても「異常なし」か「軽いストレスでしょう」などのように診断されます。

 

その後、しばらく経過しても体調が治るどころか悪化し、いろいろなお医者さんを診てもらっても治らないため、もしやと思い、自律神経失調症を疑ったところ、その症状だったということに初めて気づくのです。

 

このように初期症状の時点から、自律神経失調症を疑う患者さんはごくまれなことなのです。

ところで、自律神経失調症とは、どのような医療機関で治療を受けることができるのでしょうか。

ここで、自律神経失調症の治療が行える代表的な医療機関について解説いたします。

 

■精神科、精神神経科
うつ病、自律神経失調症などの精神疾患全般の治療を専門とします。

■心療内科
近年生まれた心身医学。身体の治療はもちろん、心因的な治療にも重点をおいています。

■脳外科
脳の外科治療が専門。自律神経失調症の基本的な治療は可能

■神経内科
脳や脊髄の中枢神経、末梢神経の治療を対象。自律神経失調症の基本的な治療は可能。

 

自律神経失調症は、風邪やうつ病などと同じように、早期治療が大事になります。

 

 

すずらん鍼灸院
院長 大島宏明



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