緊張型頭痛に効く市販薬について – 頭痛お悩みQ&A

Q 緊張型頭痛にお勧めの市販薬はありますか

Q  緊張型頭痛にお勧めの市販薬はありますか?また、市販の薬が効く人と効かない人がいると聞きましたが、薬を飲む前に自分がどちらに該当するのか確認する方法ってありますか?

A

緊張型頭痛は頭部の血流が悪くなることで起こる症状

緊張型頭痛は、頭部や肩、腰などの筋肉が緊張し、頭部への血流が悪くなることで起きる症状です。そのため、医療機関では、緊張型頭痛の症状を和らげるために、血流改善の効果が期待できる薬を処方することになります。

頭痛薬には、血流を改善する効果とは反対に、血流を抑制する薬もあります。例えば、血管が拡張して血流が急に活発になった時にも頭痛が起きます。代表的な例を上げれば片頭痛になります。

したがって、市販の頭痛薬を使う前に、緊張型頭痛と片頭痛のいずれかのタイプであるかを確認する必要があります。

血流を改善する効果のある薬とは血流を改善するには、頭部や肩・腰の緊張や凝りを和らげる体を温めることは有効です。

痛みを我慢しているのも辛いものです。そこで多くの方は頭痛薬を使うようになります。薬局で売っている頭痛薬はたくさんあり、緊張型頭痛に有効な薬も数多く存在します。

頭痛薬の役割は鎮痛作用で、最も使われているのが非ピリン系のアスピリンになります。

どの薬が良いかについては、例え市販薬であってもご自分で選ばず、薬剤師にきちんと症状をできるだけ詳しく説明して選んでもらうのが無難です。

例えば、今、説明したアスピリン系の薬は効き目がある分、胃腸への負担が大きいです。もし、胃腸が弱っている場合には、胃腸への負担が比較的軽度なイブプロフェンやロキソプロフェン系のお薬が有効になります。

市販薬で緊張型頭痛が改善しない理由について市販の薬で症状が改善したという方がいる一方、全く効果がなかったという方もいます。薬が効くかどうかを、市販薬を試す前に確認する方法があるかと言えば、難しいです。

症状が軽い、あるいは中程度であれば市販薬で辛い症状が緩和する傾向が強いです。

反対に症状が耐えられないほどひどかったり、慢性化している場合には市販薬が効かない傾向にあります。

市販薬は病院で処方する薬と違い、成分量を低めに抑えているので、症状がひどい場合には、病院の処方は効き目が強い分、有効です。

薬は辛い症状を一時的に和らげることには有効ですが、緊張型頭痛そのものを完治させるものではありません。

特に症状が慢性化した場合には、薬の他に、体の緊張をほぐすストレッチや有酸素運動、ストレス耐性を高める食事の工夫などが必要になります。

薬だけに頼ることなく、自分に適したリラックスできるやり方でゆったり過ごす時間を作ることも大切な心掛けになります。

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執筆者 すずらん鍼灸院 (東京都足立区)院長 大島宏明

すずらん鍼灸院 院長 大島宏明

大島宏明 すずらん鍼灸院 院長

■経歴
昭和43年:東京都足立区生まれ
平成13年:日本鍼灸理療専門学校卒業
平成14年~16年:富山県の鍼灸院でインターン研修
平成16年:すずらん鍼灸院開業

■免許
はり師免許番号:119623
きゅう師免許番号:119533
不妊カウンセラー

■所属団体
奇経医学研究会スタッフ
経絡治療学会会員
日本不妊カウンセリング学会会員

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