偏頭痛の種類とその症状

頭痛には大きく分けて３つのタイプがあります。その中で最も多いタイプは、緊張型頭痛です。

緊張型頭痛の場合、鍼灸施術を行った多くの方は、何らかの改善が見られたということを話されております。鍼灸施術は、西洋医学のように対症療法の施術法とは根本的に異なります。

鍼灸施術は、病気になりにくい身体を作ることで体質改善することが目的です。体質改善には個人差は出てきます。特に、数年あるいは数十年かけて、身体に悪い生活習慣を身に付けてきた場合には、その分、体質改善されるのにも時間はかかります。

西洋医学における頭痛の３タイプは、偏頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛となりますが、東洋医学における頭痛の分類には、少し違ったものがあります。

それを次に紹介します。

東洋医学における頭痛の分類

• 真頭痛・・・激しい痛みを伴う頭の痛み
• 頭風痛・・・風邪が原因となって生じる頭の痛み
• 頭項強急・・・西洋医学では緊張型頭痛に相当する痛み

鍼灸施術は頭痛の施術法として即効性があると錯覚されるにはそれなりの理由があります。頭痛、特に緊張型頭痛の場合は、頭部のツボに鬱積した血流が原因となって起きることがほとんどです。

鍼灸施術では、ツボを鍼で刺激することで、ツボに鬱積していた血液が流れ、頭部の凝りがなくなり、施術直後に痛みや不快な症状が和らようになるのです。

特に慢性的な頭痛で悩まれている方であれば、始めは週に１回程度の施術をお勧めしています。そして、体質改善の度合いを見ながら、通院回数を減らしていけば良いかと思います。

鍼灸施術には、自律神経のバランスを正常にし、頭痛の原因となるストレスを和らげる効果もあります。女性であれば、自律神経が正常に働くことによりホルモンバランスを整え、生理痛による頭痛の症状を緩和する効果も期待出来ます。

また、頭痛の鍼灸施術における有効性については、ＷＨＯ（世界保険機構）の鍼灸施術適応症の中にも含まれています。頭痛の克服に鍼灸施術が効果的であることは、もうすでに世界的には認められているということです。

大島宏明　すずらん鍼灸院 院長

■経歴
昭和４３年：東京都足立区生まれ
平成１３年：日本鍼灸理療専門学校卒業
平成１４年～１６年：富山県の鍼灸院でインターン研修
平成１６年：すずらん鍼灸院開業

■免許
はり師免許番号：119623
きゅう師免許番号：119533
不妊カウンセラー

■所属団体
奇経医学研究会スタッフ
経絡治療学会会員
日本不妊カウンセリング学会会員