頭痛の予防と対策

頭痛と肩こりの関係について

頭痛持ち、あるいは慢性的な頭痛に悩む患者様に普段の日常生活を聞いてみたところ、常にパソコンとにらめっこ状態であったり、一日中、机の上で細かい作業をしている人がとても多かったことに気づきました。

常に同じ姿勢を維持していると、首だけでなく、肩の筋肉も同時に固くなってきます。このように首と肩の凝りには、実に深い関係があるのです。

堅くなった首や肩の凝った部分を刺激すると、一時的に柔らかくなりますが、少しするとまた固くなります。なぜでしょうか?

その原因は、背筋の筋肉がとても固くなってしまい、背筋を柔らかくしないと、首や肩の凝りを取れないことです。

つまり、首や肩の凝りをほぐすためには、凝りの原因となっている背筋の筋肉を柔らかくする必要があるのです。

また、首や肩の凝りが生じると、血行も悪くなります。剄部の筋肉は頭部と胴体を繋いでいる部分なので、剄部の筋肉の血行が悪くなると、当然頭部への血流も悪くなり、これが頭痛の原因となるのです。

このように首や肩の凝りと頭痛には、密接に関係してきます。つまり、首や肩の凝りをほぐす、つまり、背筋の筋肉をほぐすことで、頭痛を緩和する働きがあるのです。

頭痛の予防

頭痛の予防には、日頃から上手にストレスと付き合っていく工夫が必要となります。日常、パソコン業務が多い方は、例えば1時間毎に休憩を取り、背筋を伸ばして、筋肉の凝りをほぐすだけでも効果があります。

お風呂にゆっくりつかりながら、首や肩の刺激をしたり、早朝や休日には、ウォーキングや水泳などの有酸素運動を行うことも頭痛対策に有効です。

このように頭痛を予防するためには、一時的なものではなく、毎日の日常生活の中に取り入れ、習慣化させることが望ましいことです。

頭痛対策として、代表的な予防法を次に挙げますのでご参考になさって下さい。

 

代表的な頭痛対策

  • 鍼灸施術で体質改善を行う
  • ストレッチ、ウォーキング、ランニングなどの有酸素運動
  • ビタミンB2、ビタミンC,ビタミンAやマグネシウムの摂取
  • ハーブ、アロマ
  • 正しい姿勢を心掛ける
  • 入浴
  • 歯のかみ合わせ
  • 枕の高さ
  • 安眠
  • 首や肩の筋肉を鍛える(ほぐす)
  • ストレスをためない
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執筆者 すずらん鍼灸院 (東京都足立区)院長 大島宏明

すずらん鍼灸院 院長 大島宏明

大島宏明 すずらん鍼灸院 院長

■経歴
昭和43年:東京都足立区生まれ
平成13年:日本鍼灸理療専門学校卒業
平成14年~16年:富山県の鍼灸院でインターン研修
平成16年:すずらん鍼灸院開業

■免許
はり師免許番号:119623
きゅう師免許番号:119533
不妊カウンセラー

■所属団体
奇経医学研究会スタッフ
経絡治療学会会員
日本不妊カウンセリング学会会員

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