冷え性の代表的な症状~自律神経失調症を改善する知恵とコツ(冷え性編VOL.3)

 

こんにちは。すずらん鍼灸院の大島です。

今回より、冷え性の代表的な症状についてご解説致します。

 

冷え性は冬場に生じる症状と思われがちですが、実は、夏場にも生じる症状です。

特に冷房機器などにより発症した冷え性には、かなり深刻なものがあります。

 

前回、冷え性は病気ではなく、自覚症状のようなものと説明しましたが、冷え性は、手足の冷えだけでなく、身体に様々な不調を引き起こします。

冷え性が原因となって引き起こす主な症状は下記の通りです。

 

肩こり、肌荒れがひどい
生理痛、生理不順
頭痛、めまい、腹痛

体のだるさ、不眠、疲労感
動悸、風邪をひきやすい
胃もたれ、集中力の低下

腹痛、便秘、下痢
アレルギー疾患

 

このように冷え性は、留まることのない症状、つまり「不定愁訴」と呼ばれる症状を引き起こします。

又、冷え性には「手足の冷え」が現れない、「隠れ冷え性」のような症状もあります。

例えば、「手足がほてっていて、熱いくらいだから、自分は冷え性ではない」と思われている方もいるかと思います。

 

しかし、あまりにも手足が熱い場合には、冷え性である可能性が高いのです。

これは、人間の身体が本来持っている体温維持能力が働いて、手足の冷えを防御しようとし、体温を上げようとする働きが生じるために起こるものです。

このようなケースは、手足がポカポカして心地よいというよりも、むしろ不快感を感じます。

 

このように自分が冷え性であるという自覚が現れない症状もあるので、冷えの症状には注意が必要なのです。

 

すずらん鍼灸院
院長 大島宏明

 



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