内観~自律神経失調症を改善する知恵とコツ(自律神経編VOL.24)

こんにちは。すずらん鍼灸院の大島です。

今回は、『内観』について解説致します。

 

1.音楽療法
2.朝型生活のすすめ
3.腹式呼吸(安眠呼吸)
4.お酒・たばこを控える
5.内観(自己暗示プラス思考のすすめ)
6.上手な食事の取り方
7.安眠ツボ
8.ストレスに強くなるストレッチ
9.鍼灸のすすめ

 

内観とは、「内を見つめる」という意味のとおり、自分の心の内面を深く見つめ、自分自身の心の状態を知る方法を言います。

 

この「内観」とは、ただ、自分の内を見つめ、
「自分はだめな人間なんだ」
「自分は他人より劣っているんだ」
などのように、悪い部分を見つめるものでもありません。

むしろ、自分の良き部分、頑張っている部分、素晴らしき部分を発見する方法として知られているのです。

自律神経失調症の原因が精神的なものから来る場合は、心の部分、つまりご自分の心の傾向性を修正しない限り、いくら身体が治っても根本的な解決にはなりません。

特に精神的なストレスの多くは、仕事の対人関係、両親や友人、近所との葛藤など、人間関係によるものが多いです。

 

そのような社会環境から、傷つけられ、劣等感にさいなまれることも多いのです。

精神的なストレスの多くは、先ほど説明したように「人から裁かれている」「自分は邪魔者扱いされている」などのような、自分自身が愛されていないという思いに起因しております。

 

この内観法では、自分の生まれてから今まで生きてきた過去を振り返り、両親や先生、友人などに支えられ、生かされてきた自分を発見し、感謝の気持ちを深める方法とも言えます。

本来の姿、本当の自分の姿を知ることで、相手の本当の気持ちも正しく見えてくるのですね。

人は誰しも良きところと悪いところがあります。

本当の自分の姿を知り、多くのものを与えられてきたことを知ることにより、相手を心から受け入れられるようになり、周りも変わってゆくのです。

 

この内観は、精神科の治療で行われる心理療法と原理的にはよく似た手法でもあります。

感謝はプラスのエネルギーであり、生きる活力を増幅します。

これに対しストレスは、マイナスのエネルギーであり、生きる活力を失わせていくのです。

 

内観の詳しいやり方については、市販の書籍やインターネットなどでお調べいただけましたら幸いです。

 

すずらん鍼灸院
院長 大島宏明



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