お酒・たばこを控える~自律神経失調症を改善する知恵とコツ(自律神経編VOL.22)

こんにちは。すずらん鍼灸院の大島です。

 

今回は、『お酒・たばこを控える』について説明致します。

 

1.音楽療法

2.朝型生活のすすめ

3.腹式呼吸(安眠呼吸)

4.お酒・たばこを控える

5.内観(自己暗示プラス思考のすすめ)

6.上手な食事の取り方

7.安眠ツボ

8.ストレスに強くなるストレッチ

9.鍼灸のすすめ

 

 

 

「お酒、たばこは控えるように」とはよく言われるものです。

 

では、自律神経とお酒やたばこには、何か深い関係があるのでしょうか?

 

お酒は百薬の長と言われることもあり、適量ならはよい効果があるともされていますが、自律神経とアルコールにはやはり深い関係があるという調査報告が存在しております。

 

まず、毎日お酒を飲む人は、まったく飲まない人に比べて、ストレスに弱い体質であることが言われています。

 

ストレスをお酒で紛らす人も一定の割合でおりますので、これは当然の結果かもしれません。

 

また、アルコール依存症の患者さんは、自律神経失調症が付き物です。

 

そのため、アルコールと自律神経が深い関係にあるということは、このことからも明らかになっております。

 

 

宴会などで楽しく、程よいお酒であれば、身体の緊張をほぐし、ストレスを発散し、副交感神経が優位に働きやすくなることは確かにあります。

 

また、真冬の厳しい寒さの中での熱いお酒は、身体を温め、血行を促進する効果があります。

 

このようにアルコールもほどよい量なら、確かによい効果を期待できるようです。

 

 

ところで、アルコールの適量とは具体的にどのようなものでしょうか。

 

多くの人に答えを聞いてみると、「1日毎日ビール1本」「1日チューハイ1本」などのような返事が返ってきます。

 

ただ、適量という意味は、「一度に飲みすぎない」という目安もありますが、もう一つ、毎日飲酒しないという意味もあります。

 

週に2、3回程度の飲酒と、毎日飲む人のストレス耐性を調べた結果、明らかに週2,3日の人の方がストレス耐性が強かったという報告もあります。

 

毎日の飲酒に耐えるということは、実はストレス耐性を高めることにも影響しているのです。

 

 

また、寒くなるとタバコをすうことがありますが、タバコには血管を収縮させ、血行を悪化し、自律神経の働きを低下させる作用があります。

 

タバコについては、私の意見としては、百害あって一利なしと思います。

 

喫煙はやはりできるだけ避けるようにしましょう。

 

すずらん鍼灸院
院長 大島宏明



すずらん鍼灸院