こんにちは。すずらん鍼灸院の大島です。
今回は、医療機関における過活動膀胱炎の治療方法について解説します。
泌尿科などの医療機関における過活動膀胱炎の代表的な治療方法として薬物療法があります。
過活動膀胱炎は文字通り、膀胱が活発に動いて排尿障害を生じている症状です。
そこで、薬を使って排尿時に活発に働く筋肉の働きを抑えることで、尿漏れを防ぎます。
過活動膀胱炎の治療で使われる代表的な薬は以下のとおりです。
【抗コリン薬】
最も良く使われる薬。膀胱の収縮を抑えます。
排尿の状態を確認しながら、薬の量を調整していきます。
なお、抗コリン薬には、イミダフェナシン、酒石酸トルテロジン、コハク酸ソリフェナシンなどがあります。
【β3受容体刺激薬】
近年、開発された膀胱弛緩作用を示す新薬。抗コリン薬と比べ、副作用が生じにくいとされております。
【抗うつ剤】
うつ病の治療に使われる薬ですが、抗コリン薬と似た働きがあり、夜間の尿漏れ対策に使われることがあります。
薬物療法の他には、電気刺激法と呼ばれる治療法があります。
電気刺激法は薬物療法のように副作用の心配がないことで知られています。
電気刺激法は、薬物療法を行っても効果がないときに行われることがありますが、薬物療法と電気療法を並行して行うことで治療効果が上がると言われております。
多くの人は泌尿科での治療を最初に選択されると思いますが、他にも、自宅でできる治療法もあれば、他の治療機関もいくつか選択しがあります。
【その他の治療機関・方法など】
■膀胱の訓練
■骨盤底筋体操
■漢方薬
■鍼灸
これらについては、次週に解説致します。
すずらん鍼灸院
院長 大島宏明
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