自律神経失調症の代表的な症状について Vol.1

こんにちは。すずらん鍼灸院の大島です。

 

今回は自律神経失調症の代表的な症状について、お話していこうと思います。

「私って、ひょっとしたら自律神経失調症なの?」と悩んでいる方も、意外に多いのではないでしょうか。

 

自律神経失調症を一言でいうと、心と身体の病(やまい)です。自律神経失調症は、不規則な生活習慣、人間関係によるストレスなどが重なることによって、自律神経のバランスが乱れ、発病する病と言われています。

 

ただ、自律神経失調症は、これといった明確な症状があるわけではありません。

そのため、自律神経失調症を特定しにくく、治療が遅れてしまうケースがよくあるのです。

 

自律神経失調症の主な症状は、

「なんとなくだるい」
「疲労がなかなかとれないようだ」
「以前よりイライラしがちになった」

などのように、「なんとなく」「ようだ」「しがち」といったあいまいな表現で語られるものが多いです。

 

また、人によって不調を訴える部分も様々で、

「めまいがするし、肩こりがする」
「頭が重く、腰が痛い」
「下痢がひどく、冷え症だ」
「動悸がして、手が震える」

などのように、身体の一体どこが悪いのか、特定が難しい症状ばかりです。

 

このような背景から、多くの人は、内科や耳鼻科、あるいは婦人科といった一般科から受診を始めるケースが多いのです。

ただ、そこで診察した結果は、基本的に「問題なし」です。

女性の場合は、「更年期障害」と診断されることもあり、その症状に合わせたお薬を頂くことになります。

 

ただ、もちろんながら

「いくら薬を飲んでも症状が改善しない」
「それどころかますます悪くなっている」

と訴えることになるわけです。

そこで、病院をいろいろ変えることになるけれどどこも「異常なし」という診断結果・・・。

 

 

そこで、「もしや」と思い、心療科や精神科で診察を受けて、始めて自律神経失調症だったとわかるパターンが多いのです。

このように、自律神経失調症は、心身多岐にわたる身体の不調を引き起こすため、病気が特定できず、発見がどうしても遅れがちになるのです。

 

すずらん鍼灸院
院長 大島宏明



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