若い女性の更年期症状について – 更年期お悩みQ&A

Q.20代でも更年期症状が起きるのでしょうか?

20代の女性です。最近、体がだるくて困っています。仕事はコンビニのアルバイトで週2、3回働いています。体に負担がかかるわけでもなく、職場や家族のストレスはありません。
にも関わらず、毎朝目覚めが悪く、外出するのもお風呂に入るのさえおっくうです。趣味だったショッピングにも面倒になりました。ネットで調べると更年期症状に似ていますが、まだ20代なのでうつ病ではないかと心療内科で受診しようか迷っています。

更年期症状、自律神経の乱れ、うつ病の症状はとてもよく似ている

確かに症状だけを聞くと、うつ病に大変良く似た症状のように思えます。そういった意味で一度、心療内科で診察をお受けになるのも選択の一つと思います。うつ病とよく似た症状に以下のものがあります。

■更年期症状(更年期障害)
ホルモンバランスの乱れにより生じます。
最近は20代で更年期症状を訴える若年性更年期障害も増えています。
■貧血
血液量が少ないことで起きる症状
■鉄欠乏症
血液中の鉄分が少ないことで起きる症状。
■低血糖症
血糖値の高さが問題になることがありますが、低血糖症は血糖値が乱高下する症状
■自律神経失調症
二つの自律神経である交感神経と副交感神経のバランスが崩れる症状
■糖尿病
生活習慣病の代表的な症状の一つ

これらの症状は、うつ病ととてもよく似た症状を訴えるようになります。

例えば、精神科ではうつ病と診断され、婦人科で診察してもらったら更年期障害、心療内科では自律神経失調症と診断されることもあり、患者さんの側も迷ってしまうということもあるようです。

これは、どこが正しいかというよりも、更年期障害と自律神経失調症とうつ病を同時に併発するこがありえるために起きることです。

ホルモンバランスと自律神経は深い関係があり、ホルモンの乱れの多くは自律神経の乱れが原因です。ホルモンや自律神経の乱れが長く続き、健康不安から本当にうつ病になることもあります。

このように精神疾患と言われる症状には、他の疾患と裏表のような関係があるという現実があります。

 

貧血や低血糖、鉄欠乏症は、その症状を最優先に行うことが望ましい

貧血や低血糖、鉄欠乏症の場合には、疾患の原因となっている症状を、最優先に治していくことが望ましいです。

鉄欠乏症や低血糖症はあまり聞きなれないかもしれないですが、近年、注目されつつある疾患です。うつ病が長い間治らないと思いきや、鉄欠乏症を疑ったら、血液中の鉄分が少ないということがわかり、鉄分を積極的に摂取しただけで劇的に回復したという例も少なくありません。

低血糖症の原因である菓子や飲料水を控え、規則正しい食生活を整えただけで驚くようにうつ症状が回復したというケースもあります。

このように、今訴えている症状もこれらの可能性があります。一度専門医で診てもらわないと何も前進しないのも現実です。

心療内科で診てもらったところ、うつ病ではなく若年性更年期障害やただの貧血症だったということがわかるだけでも安心できると思います。

疑問に思うことは遠慮せず、先生にどんどん聞いてみるとよいかと思います。