更年期障害とその症状

更年期障害について

女性の一生は大きく分けると幼少期、思春期、性成熟期、更年期、老年期の5つに分類できます。更年期とは卵巣機能の衰えが始まり、女性ホルモンのエストロゲン
分泌量の減少により閉経を迎える時期の前後5年位の期間を言います。

日本人女性の平均閉経年齢は50歳くらいと言われてますので45~55歳くらいと考えられます。更年期は、生理が止まる少し手前の時期に訪れ、その前兆として、女性ホルモンの分泌が急激に減少します。

ホルモンのバランスが崩れると、女性は何らかの不快な症状、つまり更年期症状を引き起すようになります。しかし、単なる身体の不調なら気にならないのですが、それが日常生活にまで支障をきたすほど、ひどい症状になることがあります。これを更年期障害と呼んでいます。

更年期障害の主な症状

更年期に、身体の何らかの不調を訴える女性は全体の9割といわれています。症状の現れ方には、個人差があり、身体的な不調を訴える人もいれば、メンタル的な不調を訴える人もいます。

また、更年期症状のもう一つの特徴として、特定の1箇所だけの身体の不調ではなく、2つあるいは複数箇所の身体の不調を訴えるケースがほとんどです。

実に、全体の3割の人が、10カ所以上の身体的・精神的な不調を訴えています。

更年期障害の主な症状(心身別)

 身体的な症状  メンタル的な症状
ほてり、のぼせ
動悸、息切れ
汗をよくかく( ホットフラッシュ)
身体が冷える
動悸・息切れ
手足・腰の痛み、肩こり
便秘、下痢
頭痛、めまい
尿漏れ、残尿感
手足のしびれ
しわ
性行時の痛み
白髪・抜け毛
耳鳴り
生理不順
イライラしやすい
不眠
無気力
倦怠感
ウツ症状
不眠症
疲労感
不安感
情緒不安定

 

更年期障害の症状(神経系別)

血管運動神経系 ほてり・のぼせ、発汗、冷え、動悸、息切れ、むくみ
精神神経系 頭痛、めまい、不眠、不安感、いらいら、憂鬱、うつ状態、耳鳴り、立ちくらみ
運動器官系 腰痛、肩こり、関節痛、背部痛、筋肉痛、疲れやすい
泌尿器系 頻尿、残尿感、排尿痛、血尿、尿失禁
生殖器系 月経異常、膣乾燥感、性交痛、性欲低下
知覚系 しびれ、知覚鈍麻(感覚がにぶい)、知覚過敏、蟻走感(蟻が体を這っているような感覚)、視力低下
皮膚系 皮膚の乾燥、かゆみ、しわ、くすみ