更年期障害における急な吐き気の対処法

急な吐き気に襲われたら・・・

更年期障害の代表的な症状の一つに吐き気があります。
更年期における吐き気は、いつ起きるかわからないケースがあり、「しばらく、吐き気が起きていない」と思っていたら、ある日突然、吐き気が襲ってくることもあります。

吐き気は、しばらく静かにしていたら治まることもあれば、我慢して動こうとしたら本当に嘔吐してしまう方もいます。更年期症状が起こらないように事前に心と身体を健全な状態に整えていく必要はあります。

健全な体をつくっていくには、それだけ時間がかかることになり、現時点で、更年期の吐き気の症状に困っている人も多いと思います。そこで、更年期における嘔吐が起きた時の対処法を紹介します。

急な吐き気の対処法

■楽な姿勢を取り、安静にする
吐き気は、消化器官に無理な負担がかかったり、消化器官が正常に働いていない時に起きます。消化器官をコントロールする自律神経の乱れによる脳の軽いトラブルで起きるケースもあります。

その時は、体、つまり胃や脳に負担がかからないように楽な姿勢をとります。場所は心身ともにリラックスできる静かな場所が望ましいです。

身体や精神を安定させることで無理な負担がかかっていた脳や胃の負担を低減できるようになります。

■食品・飲料水の制限及び吐き気を緩和する食材の摂取
基本的に吐き気がひどいときには、食べ物や飲み物を制限する必要があります。

油ものは控えるようにして、柔らかい食べ物を摂取するようにします。刺激の強い食べ物も控えるようにし、
胃に負担のかかるミカンやイチゴのような果物も控えます。

炭酸飲料やアルコール、または果汁を多く含んだ飲み物も胃に負担がかかります。

【吐き気がおきたときのお勧めの食品・飲料水】
・ご飯・パン・うどんなどの炭水化物
・魚、卵、豆腐などの蛋白質、油のない柔らかい肉
・柔らかい野菜
・胃に負担の少ない果物
・果汁の少ない飲み物
・アクエリアスやポカリのような清涼飲料水
・薄めのあっさりしたスープ
・ミント系のガムや飴

吐き気が起きたときは、ミント系のガムや飴も脳をリラックスさせる効果があります。

■薬・漢方薬
一時的に症状を緩和できる薬や漢方薬も有効です。
更年期における急な吐き気の代表的な対応を紹介しました。ただ、これらの方法は応急処置であり、悪い体質を根本的に改善できるものではありません。

再発を防ぐ意味でも、生活習慣を見直したり、専門医に相談していくことが望ましいと言えます。

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執筆者 すずらん鍼灸院 (東京都足立区)院長 大島宏明

すずらん鍼灸院 院長 大島宏明

大島宏明 すずらん鍼灸院 院長

■経歴
昭和43年:東京都足立区生まれ
平成13年:日本鍼灸理療専門学校卒業
平成14年~16年:富山県の鍼灸院でインターン研修
平成16年:すずらん鍼灸院開業

■免許
はり師免許番号:119623
きゅう師免許番号:119533
不妊カウンセラー

■所属団体
奇経医学研究会スタッフ
経絡治療学会会員
日本不妊カウンセリング学会会員

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