更年期障害と更年期症状の違いについて

更年期障害と更年期症状という2種類の言葉が存在しています。多くのケースでは、これらの言葉を使い分けず、同意語として扱われてますが、正式には、別々の症状として明確に分けられています。
更年期症状は、正式な病名ではなく、一つの自覚症状のようなものとして扱われています。これに対し、更年期障害は、正式に病名として扱われています。
更年期症状は、心身の不調は感じるものの、日常生活に支障をきたすほどのものではなく、そのまま放置しておくか、市販の薬で済ましてしまうことがほとんどです。
これに対し、更年期障害とは、症状がひどく、日常生活がままならないほど悪化した状態にあります。正常な日常生活ができないほど悪化した場合には、病院での施術を行うことになります。
このように、更年期障害とは、更年期症状が悪化して、専門医に通わなくてはならないほど、ひどい症状を生じていることをい言います。
更年期障害と更年期症状の割合

更年期障害、あるいは更年期症状を発症する方の割合はどのくらいでしょうか。明確な調査報告はないのですが、更年期に何らかの身体の異常を訴える人の声は多く聞くので、かなりの割合になるのではないかと思われます。
これまでの経験からすると、4人に3人、女性の75%が更年期において、何らかの更年期症状を経験されているのではと思います。これに対し、更年期症状が悪化して、更年期障害を患う方の割合は、4人に1人と言われています。
この統計を見ますと、4人に1人は、まったく更年期の自覚症状が全く出ないまま、更年期が終わってしまうことになります。更年期に現れる症状には、個人差がかなりあると言って良いかと思われます。
明るく積極的な性格の方は、更年期症状を発症しにくく、根暗で何事もマイナスに考えすぎる傾向の強い方は、
更年期症状を発症としやすいと一般的に言われています。
生活習慣を変える以前に、さっぱりとした性格になろうとすることも大切な心がけになります。
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