こんにちは。すずらん鍼灸院の大島です。
前回までに、偏頭痛を予防する代表的な8つの方法として、『適度な睡眠』『偏頭痛を予防する栄養素』『偏った食生活や過度なダイエットを避ける』について紹介しました。
※【偏頭痛の代表的な予防法】
1.適度な睡眠(寝過ぎ・寝不足を避ける)
2.偏頭痛を予防する栄養素の摂取
3.偏った食生活、過度なダイエットを避ける
4.有酸素運動
5.アルコールを避ける
6.ストレスに強い身体つくり
7.ツボ押し・指圧
8.自分の偏頭痛が発病するパターンを知る
今回は、4つめの『有酸素運動』について、ご説明致します。
有酸素運動と通常の運動の違いをご存じですか。
有酸素運動とは、通常の激しいスポーツや肉体労働とは違い、体内に十分な酸素を取り入れつつ、リズミカルで、楽しみながらできる運動をいいます。
有酸素運動では、普段よりも呼吸が深くため、より多くの新鮮な酸素を体内に長時間取り入れることができます。
そして、楽しみながらできる運動なので、心がとてもリラックスできるのです。
有酸素運動の代表的なものに、ウォーキング、水泳ヨガ体操、エアロビクス、ジョギング、サイクリングなどがありますが、どれを行うかは、人によって様々です。
一番大切なのは、楽しみながらできることです。
運動が辛くなったりすると、呼吸が乱れ、十分な酸素が取り入れられなくなるので、かえってマイナス効果になるのです。
また、有酸素運動を取り入れる時間は、一般的に30分前後と言われていますが、基本的に辛くならない時間で抑えるとよいかと思います。
多くの慢性的な偏頭痛をお持ちの人は、運動を避ける傾向があります。
ただ、有酸素運動を行うことにより、体内の血液循環がよくなります。
血行が良くなれば、体中の隅々まで新鮮な酸素や栄養素が運ばれ、疲労物質が体外へ運び出されます。
偏頭痛の一番の原因でもある鬱血状態が、有酸素運動を取り入れることで緩和され、偏頭痛を予防する効果があるのです。
もちろん、偏頭痛の症状が現れているときは、運動をせず安静にしているのが一番です。
ただ、普段の何でもない状態の場合は、これまで説明したように、有酸素運動は偏頭痛予防に効果的なので、積極的に取り入れるよう、心掛けてみましょう。
(続く)
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