腹式呼吸~自律神経失調症を改善する知恵とコツ(自律神経編VOL.21)

 

こんにちは。すずらん鍼灸院の大島です。

 

今回は、『腹式呼吸』について解説致します。

 

1.音楽療法

2.朝型生活のすすめ

3.腹式呼吸(安眠呼吸)

4.お酒・たばこを控える

5.内観(自己暗示プラス思考のすすめ)

6.上手な食事の取り方

7.安眠ツボ

8.ストレスに強くなるストレッチ

9.鍼灸のすすめ

 

呼吸には、『胸式呼吸』と『腹式呼吸』の二つがあります。

 

胸式呼吸は、胸元で呼吸する浅い呼吸法をいい、腹式呼吸は、お腹の深い部分、丹田と呼ばれるところでゆっくり深く行う呼吸法を言います。

 

近年、アルファ波、ベータ派という脳波が知られるようになりましたが、ベータ派は、慌ただしく活動している時、強いストレスを感じている時に出される脳波です。

 

これに対し、アルファ波は、リラックスしている時、安らいでいる時に出される脳波をいいます。

 

 

実は、この脳波と呼吸法、自律神経には一定の法則が働いております。

 

 

ストレスを感じているときは胸式呼吸を行っており、交感神経が活発に働いております。

 

これとは反対に、リラックスしているときは腹式呼吸となり、副交感神経が活発に働いております。

 

 

特に、現代社会は、ストレスを感じることが非常に多く、日常生活では、胸式呼吸を行っている状態の方が長いのが一般的です。

 

そのため、常に交感神経が働いており、副交感神経の働きが鈍くなり、自律神経が乱れがちになっております。

 

そこで、副交感神経を活性化するために、この腹式呼吸を意識して取り入れる必要があるのです。

 

もちろん休日や仕事が終わった後に自宅でゆっくり行うのもよいですが、仕事の休憩時間などにも

腹式呼吸を取り入れることで心が安らいでいきます。

 

 

腹式呼吸は豊富な酸素を体内に取り入れるため、血流が改善され、疲労物質が体外に排出されやすくなり、身体の免疫力を向上される作用も期待できます。

 

また、不眠気味の人には、寝る前に腹式呼吸を行うことで、気持ちよく睡眠に入りやすくなります。

 

すずらん鍼灸院
院長 大島宏明



すずらん鍼灸院