こんにちは。すずらん鍼灸院の大島です。
これまでに自律神経のメカニズムや自律神経失調症の原因、症状、医療施設、よい先生の見分け方などについて解説してまいりました。
自律神経失調症は、初期の段階で発見するのが難しく、扱いにくい症状として見られる傾向にあります。
自律神経失調症は、西洋医学においては、一種の自覚症状として扱われており、正式な病気として認定されていません。
要するに、五十肩や冷え性のような症状と同じ扱いをされていることになります。
そのため、自律神経失調症を確実に治療できる方法が確立されてなく、うつ病や心身症などの病気を同時に併発することも多いため、治療をさらに複雑にしている現状があります。
自律神経失調症を正式な病気と判断しないのは西洋医学の立場です。
東洋医学では、自律神経失調症の症状を明らかに身体の異常として取り扱っているのです。
東洋医学では、身体のバランスを重視し、バランスが崩れた状態を身体の異常と診断します。
自律神経失調症は、身体のバランスが崩れた典型的な状態です。
東洋医学は西洋医学よりもはるかに長い歴史をもっており、この身体の状態を治療する方法は、西洋医学が発達するずっと昔より確立されていたのです(予防法、鍼灸で解説予定)。
そこで、東洋医学的な見解を加味しつつ、薬に頼らない予防・改善法として、以下の9つの方法を紹介してまいりたいと思います。
【薬に頼らない自律神経を高める9つの方法】
1.音楽療法
2.朝型生活のすすめ
3.腹式呼吸(安眠呼吸)
4.お酒・たばこを控える
5.内観(自己暗示・プラス思考のすすめ)
6.上手な食事の取り方
7.安眠ツボ
8.ストレスに強くなるストレッチ
9.鍼灸のすすめ
西洋医学における治療は薬を使って治すこともありますが、薬を使う場合においても、基本は自分で自分の身体と心をコントロールすることにあります。
自律神経を高める心と身体の調整法について、次回より詳しく解説してまいります。
お電話ありがとうございます、
すずらん鍼灸院でございます。