頭痛の痛みを緩和する(偏頭痛偏)VOL.3~自律神経失調症の改善

 

こんにちは。すずらん鍼灸院の大島です。

前回では、自律神経失調症の代表的な症状の一つである一次性頭痛には、次の3つがあることを説明しました。

 

◆偏頭痛
◆緊張型頭痛
◆群発頭痛

 

今回及び次回では片頭痛の症状・原因について、3回目以降では、偏頭痛の改善方法について解説していく予定です。

 

それでは、偏頭痛についてご解説致します。

 

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偏頭痛(へんずつう)は、別名、片頭痛とも書きます。

その病名のとおり、偏頭痛は、頭部の片側のどちらかに痛みを生じる頭痛をいいますが、両側に生じる頭痛も含めて偏頭痛と呼ぶこともあります。

また、偏頭痛は、さらに次の2つに大別されます。

 

◆前兆を伴わない偏頭痛
◆前兆を伴う偏頭痛

 

前兆を伴わない偏頭痛の特徴は、頭部の片側に激しい痛みを生じます。

症状は、数時間で回復することもあれば、数日間痛みが続くこともあり、日常生活に支障をきたすほどの激しい痛みを伴うことがあります。

女性に比較的よく現れやすい症状です。

 

また、頭痛が生じる数時間前に、あくびやだるさ、肩凝りなどの症状が出ることがあります。

これは、皆さんもご経験された方が多いだろうと思います。

偏頭痛の症状の7割がこのタイプの頭痛を占めており、自律神経失調症の患者さんにも多い症状です。

また、前兆を伴う偏頭痛は、一過性の脳の血流障害により、目の前がチカチカしたり、モノが見えにくくなったりした後、頭部の痛みを生じる頭痛を言います。

 

偏頭痛は、レントゲン検査では、異常は見られません。

多くの場合は、医者に診てもらうことはなく、数時間休息をとったり、あるいは頭痛薬を飲んで夜ゆっくりと休んだら、翌日には回復していることも多いです。

 

偏頭痛は、体内の血液が拡張することにより生じる症状です。

なぜ血液が膨張するかについては、はっきりとした理由は解明されていませんが、脳内神経物質のセロトニンの減少や、女性ホルモンが乱れることにより生じると一般的には言われています。

 

(次号に続く)



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