朝起きたら天井が回る…回転性めまいの原因と鍼灸での体質改善法

朝に回転性めまいが起こる原因とは?

朝、起き上がった瞬間に天井が回るように感じる回転性めまいは、主に内耳の異常や自律神経の乱れが原因とされています。

代表的なものに「良性発作性頭位めまい症(BPPV)」があります。

これは耳の奥にある平衡感覚を司る耳石がずれてしまい、急に頭を動かしたときにめまいが起こるものです。

また、睡眠中の血流低下や、ホルモンバランスの変化も関与していることがあります。

特に、更年期の女性はエストロゲンの減少によって自律神経の調整が乱れやすく、朝のめまいが起こりやすい傾向にあります。

回転性めまいと自律神経の深い関係

自律神経は、私たちの体のさまざまな機能を調整する重要な役割を持っています。

交感神経と副交感神経のバランスが崩れると、血流が悪化し、内耳や脳に十分な酸素や栄養が行き渡らなくなることがあります。

その結果、ふらつきや回転性のめまいが発生しやすくなります。

また、ストレスや寝不足、生活習慣の乱れが自律神経に悪影響を与えることで、めまいの症状が悪化することもあります。

慢性的に自律神経が乱れている場合、めまいだけでなく、頭痛や肩こり、消化不良などの不調を伴うことも多いため、全身のバランスを整えることが大切です。

鍼灸による回転性めまいの改善アプローチ

鍼灸は、回転性めまいの改善に対してさまざまな効果を発揮します。

特に、鍼灸施術には血流を促進し、自律神経のバランスを整える働きがあります。

血流が改善されることで、内耳や脳への酸素供給がスムーズになり、めまいの症状が軽減されることが期待できます。

また、鍼灸にはリラックス効果もあるため、ストレスが原因の自律神経の乱れにも有効です。

継続的な施術によって体のバランスを整え、再発を防ぐことができるため、薬に頼りたくない人にもおすすめの方法です。

生活習慣を見直してめまいを予防しよう

回転性めまいの改善には、鍼灸だけでなく、生活習慣の見直しも重要です。

まず、寝る前のスマートフォン使用を控え、質の良い睡眠を確保することが大切です。

また、適度な運動を取り入れ、血流を促進することで、めまいの発生を防ぐことができます。

食事では、鉄分やビタミンB群を意識的に摂取し、貧血や自律神経の乱れを防ぎましょう。

さらに、水分補給をしっかり行い、脱水による血圧の変動を防ぐことも重要です。

こうした生活習慣の改善を鍼灸と組み合わせることで、回転性めまいを根本から予防することが可能になります。

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