生命に関わるめまいとは

めまいを訴えて外来する患者は数多くいますが、ほとんどの患者は、数日すると、症状がすっかり回復して、普通の日常生活を過ごすようになります。
しかし、めまいの中には、生命に関わる病気を患っていることもあり、注意が必要です。ところで、生命に関わる症状って・・・。
めまいが、さほどひどくないからといって、それが軽症であるとは限りません。「これぐらいの症状で・・・」なんてと油断をすると取り返しの付かないことにもなりかねませんので、少しでもおかしいと思ったら、医師の診断を受けることをお勧めしています。
生命に関わるめまいの具体的症状

では、生命に関わる症状とは具体的にどういったものでしょうか。それは、一概にいえない面があり、専門医による判断が安全です。
あくまで、参考程度にしかならないと思いますが、生命に関わる危険性のあるめまいの症状を、いくつか紹介しました。
次に上げる症状が、めまいと同時に現れた場合は、脳や神経系統に疾患がある可能性があり、緊急に医師の診断を受ける必要があります。
- 手足のしびれがある
- ろれつが回らず、言語障害がある
- 今までの頭痛とは比較にならないほどの強い頭痛や吐き気がする
- ものが2重に見え、視力障害を生じている
- 意識を失いそうな状態である
- 突如、激しい耳鳴りが生じた
- 身体が麻痺して、動けない、動きづらい
- 高血圧状態である
上記の症状がおきたときは、迷わず、無理をせず、すぐに救急車を呼びましょう。
救急車が到着するまでは、絶対に安静にし、頭はけっして動かしてはなりません。横になってじっとしていることが大事です。
執筆者 すずらん鍼灸院 (東京都足立区)院長 大島宏明


大島宏明 すずらん鍼灸院 院長
■経歴
昭和43年:東京都足立区生まれ
平成13年:日本鍼灸理療専門学校卒業
平成14年~16年:富山県の鍼灸院でインターン研修
平成16年:すずらん鍼灸院開業
■免許
はり師免許番号:119623
きゅう師免許番号:119533
不妊カウンセラー
■所属団体
奇経医学研究会スタッフ
経絡治療学会会員
日本不妊カウンセリング学会会員
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