寝起きのめまいの原因・予防について – めまいお悩みQ&A

Q.寝起きにめまいがするのですが、病気ですか?

寝起きによるめまいには、問題のない場合と早期に検査を受けなければならない場合など、一概に断定することはできないですが、寝起きのめまいが毎日生じたり、日常生活に支障をきたす場合には、早期に専門医による検査を受けた方がよいです。

寝起きにおけるめまいの主な原因は、次のとおりになります。

  • 耳石の欠損
  • 三半規管
  • 低血圧
  • 脳疾患
  • 自律神経の異常

【耳石の欠損】
耳の中には「耳石」と言われる小さな石のような器官が存在します。この耳石の一部がはがれて三半規管に入り込むことによって、脳神経に謝った信号を送ることから発症します。

耳石は小さな粉のような物質なので、首をちょっと振るなどの動作で三半規管に入った耳石の一部は崩れ、その後、悪影響を及ぼさなくなります。

すぐに治まる方もいますが、吐き気を生じることもあります。

 

【三半規管の異常】
三半規管そのものに異常を生じることがあります。代表的な疾患として良性発作性頭位めまい症が知られています。三半規管の疾患は耳鼻科で施術を受けるのが一般的です。

 

【低血圧】
よく知られている寝起きの悪い方に多い症状です。無理なダイエットや偏った食事、不規則な生活が原因となって、低血圧を生じていることが近年増えています。

バランスと取れた食事と規則正しい生活が必要となります。

 

【脳疾患】
脳障害や脳梗塞、脳血栓などがこれに該当します。早期の施術が必要になります。

 

【自律神経の異常】
主な症例として自律神経失調症、更年期症状などが該当します。自律神経系の異常は西洋医学が不得手としており、鍼灸・漢方による東洋医学による施術が注目されるようになっております。
このように、寝起きによるめまいには、様々な原因があります。放置しておけば自然に治る症状から、早期な施術が必要な症状まで幅広い原因が存在しているのですね。

その原因に合わせて適した施術を行うことで、早期改善が可能となります。

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執筆者 すずらん鍼灸院 (東京都足立区)院長 大島宏明

すずらん鍼灸院 院長 大島宏明

大島宏明 すずらん鍼灸院 院長

■経歴
昭和43年:東京都足立区生まれ
平成13年:日本鍼灸理療専門学校卒業
平成14年~16年:富山県の鍼灸院でインターン研修
平成16年:すずらん鍼灸院開業

■免許
はり師免許番号:119623
きゅう師免許番号:119533
不妊カウンセラー

■所属団体
奇経医学研究会スタッフ
経絡治療学会会員
日本不妊カウンセリング学会会員

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