突然のめまいの対処法について – めまいお悩みQ&A

Q. 突然のめまいに襲われたとき、どのように対処したらよいですか?

Q 突然のめまいに襲われたとき、どのように対処したらよいですか?もし、脳梗塞などの脳の異常が原因の場合、対処法を誤ると取り返しのつかないことになりそうです。脳の病気か、ただのめまいかを見分けつつ、突然のめまいの正しい対処法を教えてください。

突然のめまいの最初の対処法は要注意

ご質問のとおり、突然のめまいが起き、その原因が脳にある場合、対処法を誤ると命の危険に及ぶこともあります。そのため、突然のめまいの対処法には、十分注意が必要です。

もし、対処法がわからなかったり、判断に迷う場合は、すぐに救急車を呼ぶことが無難でしょう。

いずれにしても、突然のめまいが起きたとき、それが脳の障害であるかただのめまいであるかをチェックすることはとても重要になります。

 

脳に原因があるかをチェックする方法
脳に原因があるかをチェックする主な方法を以下に紹介します。

■顔や手足に痺れや麻痺がある
・顔や手足にしびれが起きているかを確認
・顔に触れて、当事者が顔に触れている感覚があるかを確認
■言語障害が起きている
・きちんと言葉が話せるか、またはろれつがまわっていないかを確認
■ものがタブって見える
・ものがぼやけたり、2重に見えていないかを確認
■歩行障害が起きている、または立ち上がることができない※
・歩行できるか、又は立ち上がることができるかを確認
■耐えられないほどの激しい頭痛が起きている
・尋常でない痛みの場合には脳疾患の可能性あり
■意識がない、意識がもうろうとしている
・意識がはっきりしているかを確認

※歩行や立ち上がりの確認は無理に行う必要はありません。あくまで安静が大切です。

これらの症状が起きている場合には、脳に異常がある可能性が極めて高い状況にあります。この場合は可能な限り安静にして、急いで救急車を呼ぶ必要があります。

 

脳が原因でない場合のめまいの具体的な対処法
上記で紹介した症状が起きてなく、脳に異常がないことを確認できても、「安静第一」を心掛ける必要があります。

「安静第一」とは、必ず横になるという必要はなく、本人が楽と思える姿勢が望ましいです。横になるか、椅子に深くもたれかかるかは本人が楽に感じる姿勢でよいでしょう。

ネクタイやベルトなど体を締め付けるものがある場合は、外すか緩めるようにします。

体を休ませる場所については、強い光や音はできるだけ避けられるところが望ましいです。室内であれば、テレビやパソコンを消して、太陽の光が当たる場合には、直射日光が入らないようにカーテンを締めるようにします。

また、車の中でめまいが起きたときは、できれば降車した方が望ましいです。もし、降車できない場合には、車を安全な場所に一旦止めて座席を倒して楽な姿勢を保つようにします。

このように突然のめまいが起きたときはいかなるケースであれ、安静第一を優先に考えるとよいでしょう。

【突然のめまいが起きた場合の対処法(脳に障害がないケース)】

  • 安静にする
  • 強い光や音を避ける
  • 室内にいるときは、パソコンやテレビなどを消す
  • 体を締め付けるものは外すか緩める
  • 症状が和らいでも急に立ち上がる時は注意する
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執筆者 すずらん鍼灸院 (東京都足立区)院長 大島宏明

すずらん鍼灸院 院長 大島宏明

大島宏明 すずらん鍼灸院 院長

■経歴
昭和43年:東京都足立区生まれ
平成13年:日本鍼灸理療専門学校卒業
平成14年~16年:富山県の鍼灸院でインターン研修
平成16年:すずらん鍼灸院開業

■免許
はり師免許番号:119623
きゅう師免許番号:119533
不妊カウンセラー

■所属団体
奇経医学研究会スタッフ
経絡治療学会会員
日本不妊カウンセリング学会会員

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