良性発作性頭位めまい症について – めまいお悩みQ&A

Q. 良性発作性頭位めまい症って他のめまいとどのような違いがありますか?

Q めまいの症状が治らず、診てもらったところ良性発作性頭位めまい症と言われました。 そもそも良性発作性頭位めまい症って他のめまいとどのような違いがありますか?何か特殊な病名なので、少し心配です。

A

良性発作性頭位めまい症は、耳が原因で起きるめまいの4割を占める

「良性発作性頭位めまい症」というとても長い疾患名を聞いて「何か特殊な病気にかかっているのでは?」と思われているかもしれません。

実は、「良性発作性頭位めまい症」は、耳が原因でおきるめまいの中で最も多い疾患で、めまい専門の外来で、耳が原因でおきるめまいの約4割を占めるという報告もあります。

良性発作性頭位めまい症は、何の前兆もなく、ある日、突然めまいの症状が起きます。何気に頭を動かしたり、朝、布団から起き上がったときに、急なめまいが数秒から数十秒ほど生じます。
良性発作性頭位めまい症の主な原因は前庭器官の異常や耳石の剥離良性発作性頭位めまいの主な原因は、内耳の前庭器官の異常や耳石の遊離が考えられます。

前庭器官は、頭部が地面からどの位置にあるかを把握する器官です。この機能が正常に働かないことで平衡感覚が失われるようになります。

内耳の耳石の一部が遊離して、三半規管に入って耳石が動きまわることで、頭の位置の変化を過敏に感じてしまい、必要以上にめまいが起きるようになります。

通常のめまいとの違い(見分け方)
通常のめまい、すなわち回転性めまいや浮動性めまいと何が異なるのでしょうか。

なかなか、見分けがつかないところですが、良性発作性頭位めまいの代表的な例を上げると、次の通りです。

■「頭部を動かしたときにだけ生じる」
■「めまいが起きたとき、少し安静にしていると数十秒で鎮静する」
■「何回か同じ動きを繰り返したり、軽い頭の体操を繰り返すと症状が沈静する」

このように、普段は大丈夫でも、急に体や頭を動かしたときに頭痛が起きて、その後は鎮静するのが特徴です。
良性発作性頭位めまい症の予防
良性発作性頭位めまい症は、再発する恐れはあっても基本的に命の危険を及ぼすほどのものではありません。

例え、完治できず、何度も発症したとしても、再発を予防することは十分可能です。良性発作性頭位めまいは、体を動かすことの習慣が再発予防になります。
体を動かすことで耳の三半規管を適度に刺激することで脳や自律神経にもよい影響を与えます。眠る時は同じ向きにせず、寝返りをすると良いとも言われています。

他にもよく言われることですが、ストレスをためない、規則正しい生活をするということも習慣づけるとよいでしょう。

また、免疫機能を高める鍼灸を行うことで再発防止の効果を高めることもお勧めです。