夏場の冷え性がひどいです – 冷え性お悩みQ&A

Q. 冬よりも、暑い夏場の方が、冷えの症状が辛いです

暑い夏は冷え性とは無縁の症状のように思われがちですが、冷えは、冬場よりもむしろ夏場に発症しやすい症状です。

女性は、夏になると冷え性にかかりやすくなります。夏の冷えの一番の原因は、クーラーによる冷えになります。女性は、男性と比べても筋肉の量が少ないため、クーラーによる冷房の影響をとても受けやすい体質にあります。

さらに、女性ホルモンのエストロゲンは、身体を冷やす作用があり、夏場の冷えを活性化させる要因の一つになっています。

一日中、クーラーの効いた冷たい部屋にいることで、身体の芯まで冷えていきます。さらに冷たい食べ物や飲み物を摂ることで、冷えがより進行していくのです。

また、夏場の暑さのためか、食事も偏りがちになり、栄養のバランスが崩れていくことによる、胃腸機能の低下も、冷えの原因の一つです。

夏の冷えを防止するためには、その日の冷えを次の日に持ち込まないことが大事になります。例えば、夏はお風呂に入らず、ぬるめのシャワーだけで済ましてしまう方もいます。

シャワーを浴びるだけだと、身体の芯まで温まることはなく、冷え体質の状態が翌日にも残ってしまいます。

熱い風呂に入ると疲れが取れるという話を聞いた方がいるかと思いますが、入浴している時間が短すぎると身体の芯で温かさが届かないことが多いです。

むしろ、お湯の温度は低め(38度前後)に抑えてでも、長時間入浴することで、熱が身体の芯まで届くようになります。入浴時間は、15~20分くらいが良いと思います。

又、夏場はどうしても身体を冷やす食べ物や飲料水と摂る機会が増えます。身体を冷やす食べ物の摂取が過剰にならないように、注意することも大切な心掛けになります。

 

初回限定料金~女性専用すずらん鍼灸院

執筆者 すずらん鍼灸院 (東京都足立区)院長 大島宏明

すずらん鍼灸院 院長 大島宏明

大島宏明 すずらん鍼灸院 院長

■経歴
昭和43年:東京都足立区生まれ
平成13年:日本鍼灸理療専門学校卒業
平成14年~16年:富山県の鍼灸院でインターン研修
平成16年:すずらん鍼灸院開業

■免許
はり師免許番号:119623
きゅう師免許番号:119533
不妊カウンセラー

■所属団体
奇経医学研究会スタッフ
経絡治療学会会員
日本不妊カウンセリング学会会員

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