冷え性の改善・対策と食事

冷え症の辛い症状を改善する方法

身体の不調と冷え(低体温)には深い関係があるというのは、最近よく言われるようになりましたね。

また、低体温の原因は、自律神経の乱れなどにより、血液の流れが悪くなることにより生じると言われています。

そのため、低体温体質を改善し、身体の体温を上げるには、血液の流れをよくすることが大切になってくるのですね。ここでは、体温を上げるいくつかの方法を紹介します。

5本指靴下を履く
東洋医学では、足下には、内臓のツボが集中しているとされ、足下のツボを刺激して、施術する方法があります。身体が冷えると内臓の機能が低下し、内臓に毒素が貯まりやすくなります。

しかし、足下を温めると、足下に集中する内臓のツボが刺激され、内臓の働きが活発になります。内臓の働きが活発になることで、内臓に貯まっていた毒素が、体外に出るようになり、身体が元気になるのですね。

半身浴
お風呂に入ることは、冷えを解消するてっとり早い方法ですが、やり方を間違えるとかえって冷えの症状を悪化させてしまいます。そこで、半身浴を紹介します。

下半身を温めることにより、子宮や卵巣などの臓器の血行を促進し、全身に血液が流れやすくなります。温度は40度以下のややぬるめがベターです。約20、30分つかっていると、身体の芯まであたためてくれます。

ところで、ここで注意しなければならないのは、温度が高ければ、短い時間でいいというわけにはいきません。
時間が短いと、身体の芯まで温かさが伝わらず、かえって逆効果になるのですね。ゆっくり、じんわりと身体の芯まで温まるのがよいのですね。

足湯
足湯は、誰でも、いつでも、簡単に身体を温めることができる方法です。足湯は、特に手足の冷えに悩んでいる人にはお勧めです。手や足などの末端を温めることで、心臓への血液の戻りがよくなり、全身の血液の流れが改善されます。

身体を温める食事/冷やす食事
食べ物にも、身体を温めるものと冷やすものがあるので、注意が必要です。海草類や豆類は、身体を温める効果があります。ご飯では玄米、パンや麺類は、全粒粉の入ったものがよいです。また、食材は加熱したり、漬け物にすることで、身体を温める効果があります。

このように、日常から、なるべく身体を温める食べ物を摂るように、心掛けることも冷え症防止に繋がります。次の表で、身体を温める食べ物、冷やす食べ物に分類して紹介しましたので、 覚えておくと便利です。

身体を温める食事/冷やす食事

温める食事 冷やす食事
山芋
にんじん
にんにく
ダイコン
大豆
えんどう豆
ゴボウ
わかめ
乾燥野菜
玄米

きのこ
マンゴー
パイナップル
レタス
りんご
すいか
白砂糖
人工甘味料
ほうれん草
わらび
ぜんまい
たけのこ
化学調味料
初回限定料金~女性専用すずらん鍼灸院

執筆者 すずらん鍼灸院 (東京都足立区)院長 大島宏明

すずらん鍼灸院 院長 大島宏明

大島宏明 すずらん鍼灸院 院長

■経歴
昭和43年:東京都足立区生まれ
平成13年:日本鍼灸理療専門学校卒業
平成14年~16年:富山県の鍼灸院でインターン研修
平成16年:すずらん鍼灸院開業

■免許
はり師免許番号:119623
きゅう師免許番号:119533
不妊カウンセラー

■所属団体
奇経医学研究会スタッフ
経絡治療学会会員
日本不妊カウンセリング学会会員

新刊:血流をよくすれば、不調は消えていく

.

すずらん鍼灸院