冷え性と低体温について – 冷え性お悩みQ&A

Q. いつも体温が平均よりも低いのですが、冷え性なのでしょうか?

生まれつき体温が低い女性がいます。遺伝的に体温が低い場合は「冷え性」ではなく、これは「低体温」と言います。低体温とは、身体全体、あるいは身体の内側が冷えている状態です。

人間の平均的な体温は36.0~36.7度です。低体温の定義は明確には決まっていないですが、一般的には常時、体温が36.0度未満の状態を言います。

これに対し、冷え性とは、手や足の指先など、身体の特定の場所が極端に冷えている状態を言います。体温が常に36度を超えていても、指先などが冷えている場合には、「冷え性」の状態と言えます。

低体温は医学的には病気として扱われていません。しかし、病気ではないからといって、低体温は最善の健康状態であるとは言えません。

低体温体質の場合は、新陳代謝の低下が心配されます。新陳代謝とは、古いものが新しいものと入れ替わるという意味です。

つまり、低体温の場合、古くて老化した細胞や疲労物質が体内に溜まりやすく、新しく元気な細胞と交換されにくい体質になっているのです。

基礎代謝が低下し、免疫力が低下することにより、「肌荒れ」や「肥満」など外見に現れる症状だけでなく、「疲れがとれない」「身体がだるい」「ウイルスにかかりやすい」などの症状まで引き起こしやすくなるのです。

新陳代謝の働きは体温によって変わってきます。普通の健康状態であれば、体温が36.5度前後あれば、新陳代謝は、ほぼ100%働いています。

しかし、体温が1度下がって、35.5度の状態になると、新陳代謝は50%に下がってしまうのです。そのため、栄養のある食べ物を摂取しても、それを十分なエネルギーに転換して体内に送ることが出来なくなるので、どうしても病気がちになってしまうのです。

このような理由により、低体温体質の方には、日頃から身体を冷やさない工夫を実践することをお勧めしています。