貧血の原因と症状・鍼灸施術

貧血の原因

貧血は、血が不足することにより生じる症状と言われますが、正確に述べれば、血液中に含まれる鉄分の不足や、ヘモグロビンの濃度が低下することにより生じる病です。

ヘモグロビンは、赤血球の中に含まれており、新鮮な酸素を潤滑に運搬する役割を果たしています。

つまり、赤血球(ヘモグロビン)が不足することにより、新鮮な酸素が運ばれにくくなると同時に、疲労物質が体内に蓄積され、身体の様々な不調を生じるようになるのです。

貧血の症状

貧血は、男性よりも女性に多く発症することで知られています。貧血の症状で悩んでいる女性は、10人に1人と言われています。

女性の場合は、生理や妊娠などの影響により、身体から血液を失うことが多く、体内の鉄分がどうしても不足がちになります。

このように女性の貧血の原因は、鉄分の不足によるものが多数を占めています。近年では、ダイエットブームやストレス社会の到来により、過度なダイエットや精神的な不安定が原因となって発症した貧血患者も増えており、女性の潜在的な貧血患者は4割を占めると言われています。

貧血と鍼灸施術の効果

東洋医学においては、貧血の症状は「血虚」と呼ばれています。「血虚(貧血)」を生じる原因は、生理や妊娠、そして栄養の偏りなどが一般的に言われていますが、 東洋医学においては、胃腸や肝臓などの内臓諸器官のバランスが崩れることにより生じるという考え方が原点にあります。

つまり、東洋医学における「血虚」の施術は、内臓の働きを正常に整え、健康な血液を作り出せる本来の身体を取り戻すという考えがあるのです。

又、鍼灸施術には血流を改善し、自律神経を正常な状態に取り戻す働きがあります。貧血は、世界保健機関(WHO)において、鍼灸適応症の一つとして、その効果が公式に認められています。

慢性的な貧血に悩まされている患者さんがおりましたら、一度は鍼灸施術を受けられることをお勧めしております。