眼精疲労の原因と症状・鍼灸施術

眼精疲労の原因

長い間、本を読んだり、目を使った作業をすると、当然ながら、目に疲れが生じるようになります。しかし、本来、目の疲れは一時的なもので一晩眠って目を休めれば、疲れはとれるようになっています。

現代は、1日の大半の時間を、パソコンを使った業務や受験勉強など、目を酷使する環境がかなり目立つようになりました。

そのため、常に目の疲れが蓄積し続けており、1日休んだだけでは、目の疲れが取れにくくなってきたのです。
目の酷使が原因となって、目や身体に様々な異常を生じることを眼精疲労と呼んでいます。

眼精疲労の主な原因として、以下のものが上げられます。

  • 耳や鼻の病気
  • パソコン、テレビの見過ぎ
  • メガネ、コンタクトレンズの矯正不良
  • 風邪
  • 精神的なストレス

眼精疲労の症状

眼精疲労は、単なる目の疲れとは違い、1日休息を取れば解消できるものではありません。眼精疲労は、目に異常が生じるだけでなく、他の身体の部分にも異常を生じることが多いです。

代表的な症状として良く知られるのが肩こりです。その他、頭痛やめまい、耳鳴りなどがありますが、症状がひどくなると、吐き気を生じることもあります。

また、目に現れる主な異常として、「充血」、「ものがぼけて見える」「目に異物感を感じる」「目が重たい」などがあります。

眼精疲労と鍼灸施術の効果

慢性的な眼精疲労になると、眼科や耳鼻科に長く通っても治らないため、鍼灸施術を受けるようになられた患者さんも大勢います。

本来、症状の軽い眼精疲労であれば、薬を付けたり、することで症状が緩和したり、治ったりすることもあります。しかし、頭痛や吐き気が伴った場合には、眼科の施術だけでは手に負えないこともあるように思います。

特に、症状が慢性化した時には、身体の体質そのものが変わってしまったため、いくら眼科で施術をしても体質そのものが良くなることはありません。

病気になりやすい体質になった場合には、免疫力を上げ、病気そのものを引き起こさない体質を作ることが大事になるのです。

東洋医学において、眼精疲労の原因を述べると、目の異常は「肝」にあるとされています。そして眼精疲労を「肝労」と呼んでいるのです。

そのため、肝の機能を鍼灸施術で回復させることで、身体を元の正常な状態に戻し、眼球疲労そのものを克服できるようになります。

眼精疲労は、WHO(世界保険機構)において、鍼灸適応症の一つと認定されており、その効果が認められています。