胃炎の原因
胃炎とは、胃に起きる炎症の総称をいえ、大別すると急性胃炎と慢性胃炎に分けることができます。
急性胃炎
腹痛、嘔吐が突然生じる症状
慢性胃炎
胃腸の炎症が持続的に続いている症状。多くの日本人の胃炎がこれにあたります。
急性胃炎の場合には、原因がはっきりとしていて、アルコールの取りすぎ、食べすぎ、食あたり(食中毒)、
ストレスウイルス、アレルギー体質などがあります。
急性胃炎の場合は、市販薬や医師による施術で完治するのがほとんどです。これに対し、慢性胃炎は、原因が特定しにくく、激しい腹痛や嘔吐というよりも、「何となく胃の状態が悪い」「何となく食欲がない」などのような曖昧な症状がほとんどです。
慢性胃炎が生じた時期も不明確なため、原因が特定しにくい傾向があります。
便秘の症状
では、胃炎の具体的な症状とは、どのような症状なのでしょうか。急性胃炎、慢性胃炎に分けてご説明します。
急性胃炎
- 嘔吐
- 胃の痛みあるいは不快感
- 食欲不振
慢性胃炎
慢性胃炎のほとんどは、自覚症状がないですが、あえて言うとするならば、次のような症状を伴います。
- 上腹部の不快感
- お腹の鈍い痛み
- 症状の軽い下痢状の便が続く
急性胃炎におけるお腹の痛みや嘔吐がひどい場合には、胃潰瘍を煩っている可能性があります。食中毒が原因の場合には、高熱を生じることが多いです。
慢性胃炎は、大人の半数以上が患っている症状といわれています。慢性胃炎は、急性胃炎のような激しい痛みや嘔吐がないため、専門医に行かずにそのまま放置している方もかなりいます。
「何となく胃の調子が悪い」と思うだけで、 自分が慢性胃炎を患っていることを知らない方も多いです。急性胃炎を繰り返すと、慢性胃炎になることもあるので、注意が必要です。
胃炎と鍼灸施術の効果
当院の胃炎に関する施術の趣旨は、症状を緩和し、完治するまでの期間を短くすることにあります。胃炎は、東洋医学においては、「胃脘痛」や 「呑酸」といわれる症状になります。
慢性胃炎は神経性胃炎という呼び名があるとおり、自律神経と密接な関係があります。慢性胃炎を患っている方は、自律神経の機能が弱まっているため、自律神経の働きを活性化させ、 免疫力を向上させる必要があります。
胃炎はストレスとも関係が深いため、鍼灸施術によるリラックス効果も期待できます。WHO(世界保健機関)において、胃炎は鍼灸適応症の一つとして、その効果が認められています。
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すずらん鍼灸院でございます。