長年、自律神経失調症を患っています – 自律神経失調症お悩みQ&A

Q. 長年、心療科による自律神経失調症の施術を受けていますが、なかなか良くなりません。ずっと、薬を飲み続けていますが、本当に治るのでしょうか?

A

確かに、自律神経失調症を患って、治る方となかなか治らない患者さんがいます。

あくまで、鍼灸師の立場からの見解で、心療科等の専門医と少し見解が違うかもしれませんが、これまで自律神経失調症の施術を行ってきた経験から、お答えしようと思います。

なかなか、治らない方の特徴として、いくつかパターンがあるように思います。一つは、自律神経失調症でなく、他の病気を患っているケースです。

自律神経失調症ではないのに、他の病気と誤診された場合には、いくら薬を飲み続けても治るどころかますます悪くなるケースがあります。

上記の参考記事にもあるように、自律神経失調症との区別がつきにくい病気が存在し、更年期障害やうつ病、あるいは、単なる貧血だったというケースがあります。

二つめは、他の病気が原因となって、自律神経失調症を患っているケースです。例えば、肝機能や平衡器官などに障害を生じ、それが原因となって、自律神経失調症を患っているケースがあります。

この場合は、原因の元となっている身体の箇所を施術しない限り、根本的な解決にならないのです。

3つ目は、乱れた生活習慣がある場合です。偏った食事、無理なダイエット、夜更かし、過度なアルコールの摂取、ストレスがいつも溜まっているなど、生活習慣に問題がある場合には、生活習慣を改善しない限り、医院による施術を行っても完治するのは難しいです。

自律神経失調症は専門医による適切な施術と同時に、乱れた生活習慣を整えるという二つの努力が重なって初めて改善される病気でもあります。

4つ目は、医師との相性もあります。医師にもいろいろなタイプの方がいます。
もちろん、全ての医師が悪いというわけではありませんが、医師との相性というものは確かにあるのです。

身体の施術を行うのと同時に、心のケアも行える、自分に合った医師を見つけることも早期施術の一つです。

5つめは、施術方法の相性もあります。他の施術法では治らなかったのに、漢方や鍼施術などの東洋医学的な施術を行って、劇的に改善したという事例は数多くあります。

いくつか事例をあげましたが、病気の原因、生活習慣、先生との相性、施術方法の相性などを考えつつ、ご自分に合った施術法を選ぶ必要があります。

どうしても治らない場合には、これらを踏まえて、医師や施術方法を変えてみることも選択肢の一つです。