自律神経失調症と鍼灸施術の効果

自律神経失調症と鍼灸施術

自律神経には、副交感神経と交感神経の2種類があります。副交感神経は睡眠時や休息時に活発に働き、別名、
リラックス神経と呼ばれています。これに対し、交感神経は運動や仕事をしているときに活発に働き、別名、活動神経と呼ばれています。

このように自律神経は、睡眠時には副交感神経が働いて身体を休め、活動時には交感神経が働いて仕事を処理していくメカニズムになっています。

しかし、過労やストレスなどで、自律神経の働きが崩れ、自律神経が正常に働かなくなることがあります。この症状を自律神経失調症と呼んでいます。

自律神経失調症は、副交感神経と交感神経のバランスが崩れているので、様々な身体の不調を引き起こします。鍼灸の基本的な施術方針は、人間の本来持っている自然治癒力の向上にあります。

身体のツボや筋肉などに鍼を通して刺激することにより、体内の血行が改善され、体内に蓄積された疲労物質が体外に排出されるようになります。それと同時に、新鮮な酸素や栄養素が送られるようになることで、身体の免疫力が向上します。

免疫力が向上することにより、副交感神経や交感神経が正常に働き、自律神経失調症の症状が緩和されるようになるのです。

鍼灸施術の効果

鍼灸施術は、自律神経失調症の様々な症状を改善するだけではありません。自律神経の働きをより活性化させて、病気やストレスに負けないための体質改善に、鍼灸施術の最大の目的があります。

WHO(世界保険機構)においては、鍼灸施術の有効性を認めた疾患として、自律神経失調症を挙げています。

【WHOによる鍼灸の有効性を認めた神経系疾患】

(神経痛・神経麻痺・痙攣・脳卒中後遺症・自律神経失調症・頭痛・めまい・不眠・神経症・ノイローゼ・ヒステリー)

鍼灸施術には、自律神経を活性化し、凝り固まった筋肉をほぐす効果があるため、施術後は、身体が軽くなり、久しぶりに気分が爽やかになったという患者さんも多いです。

自律神経失調症の症状で、日々悩まされ、解決の糸口が見あたらない方がおりましたら、一度は鍼灸施術を受けられてはいかがでしょうか?