頚腕症候群の原因
頚腕症候群(けいわんしょうこうぐん)とは、首、肩、腕にかけての痛み、痺れ、凝りなどの様々な不快な症状を総称した病名を指し示します。
頚腕症候群は、はっきりとした原因をつかみにくい症状として知られています。レントゲン検査を行っても、身体に異常は見られないにも関わらず、痛みや痺れなどの不調を訴えている場合に、 この病名が付けられるようになります。
原因として言われているものに、長時間のデスクワークなどによる首・肩の筋肉疲労、ストレス、内臓諸器官の疾患、後遺症、加齢による頚椎や椎間板の変性などがあります。
頚腕症候群の症状
頚腕症候群の代表的な症状として、次のものがあります。
- 肩凝り
- 頭痛
- 背中の凝り
- めまい
- 冷感
- しびれ
- 倦怠感、脱力感
頚腕症候群は、上記の症状が一つだけ現れるというよりも、腕、肩、首に同時に複数表れることが主な症状です。
頚腕症候群は、一昔前に使われていた病名であり、近年ではあまり使われなくなりつつあります。
頚腕症候群に代わって、使われるようになった病名に、「坐骨神経痛」「五十肩」「四十肩」などがあります。
現在では、頚腕症候群は、それぞれ別の病名として使われるようになったのです。
頚腕症候群と鍼灸施術の効果
先程、解説したように、頚腕症候群は、「坐骨神経痛」 や「五十肩」などの病名として扱われるようになりました。単純な「肩凝り」のような症状も、「頚腕症候群」の一つとして考えても良いでしょう。
頚腕症候群は、これらの病名を総称した病名でもあり、また鍼灸適応症の一つとして、WHO(世界保健機関)において公式に施術効果が認められています。
鍼灸においては、肩・首・腕のツボを中心に使って鍼施術を行っていきます。
異常を生じている部分は血行が悪くなっており、筋肉に凝りを生じ、それが痛みの原因となっています。
鍼灸施術では、鬱血している血流を改善し、筋肉の凝りをほぐすことで、痛みを緩和していきます。
また、鍼灸施術は免疫力を高め、病気の再発を防ぐ上でも大変有効な施術法でもあります。
長年、頚腕症候群の症状に悩んでいる方がおりましたら、一度は、鍼灸施術をお受けになることをお勧めしております。
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すずらん鍼灸院でございます。