五十肩で眠れない夜に…痛みを和らげるおすすめの寝る姿勢と鍼灸ケア

なぜ五十肩は夜に痛みが増すのか?

五十肩の特徴的な症状のひとつに「夜間痛」があります。

日中よりも夜に痛みが増す理由は、まず体がリラックス状態に入り、筋肉が緩むことで患部に血流が集中しやすくなるためです。

また、横になることで肩関節への圧力が変化し、炎症部位に負担がかかりやすくなることも影響します。

さらに、日中は動いていることで気が紛れるものの、夜間は静かで神経が痛みに集中しやすくなるため、痛みを強く感じるケースも少なくありません。

このような理由から、就寝時の姿勢や環境を工夫することが、五十肩の夜間痛を和らげるカギとなります。

 

五十肩の痛みを軽減する寝る姿勢のコツ

五十肩で眠れない原因の多くは、肩にかかる圧力や不自然な姿勢による痛みです。

基本的には、痛い側を下にして寝ないことが大前提です。

おすすめは、仰向けの状態で、痛い側の腕の下にクッションやタオルを入れて少し高く支える姿勢

こうすることで肩関節にかかる圧力が分散され、痛みを軽減できます。

横向きで寝る場合は、痛くない側を下にして、痛い側の腕を前方に伸ばし、クッションで支えるのが理想です。

また、寝返りで肩に負担をかけないよう、体全体が安定するような布団の柔らかさを調整することもポイントです。

鍼灸が五十肩の夜間痛を和らげる理由

鍼灸は、五十肩による夜間の痛みを和らげるのに効果的な施術法です。

その理由は、血行を促進し、筋肉のこわばりをほぐす働きがあるからです。

血流が良くなることで、炎症のある箇所にたまった老廃物が排出されやすくなり、痛みの原因をやわらげます。

また、鍼灸には副交感神経を優位にし、心身をリラックス状態に導く作用もあります。

これにより、睡眠の質が向上し、夜間痛による目覚めや不快感を軽減できるのです。

慢性的な痛みで睡眠不足が続いている方には、定期的な鍼灸が大きな助けとなります。

快眠のためにできる生活習慣の見直し

五十肩の夜間痛対策には、寝る前の習慣を見直すことも重要です。

まず、就寝前に肩を温めることをおすすめします。

蒸しタオルや温熱パッドで肩まわりを温めると、血行が良くなり、筋肉がほぐれやすくなります。

また、スマートフォンの使用やカフェイン摂取は控えめにし、就寝1時間前からはリラックスする時間を設けるようにしましょう。

さらに、毎日決まった時間に就寝・起床することで体内リズムが整い、深い眠りを得やすくなります。

これらの習慣を整えることは、鍼灸と相性が良く、より効果的な痛み緩和と快眠につながります。

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