五十肩の予防

五十肩の主な予防方法

五十肩は、ある日突然襲ってくるものです。そのため、五十肩を完全に予防する方法は、 存在しません。

五十肩の完全予防は不可能であっても、ある程度防止する方法はあります。そこで、五十肩を予防する代表的な方法を紹介します。

 

肩関節の定期的なストレッチ運動
五十肩はある日突然おそってきますが、肩の違和感やしびれなどの前兆現象を生じるケースが多いです。ただ、ほとんどの方は、この前兆を見逃してしまうか、そのまま放置してしまいます。

肩の違和感やしびれなどが生じたら、肩関節を動かしたり、ほぐしたりすることで、五十肩を事前に防止することができます。

 

適度な運動(腕を大きく振る有酸素運動)
基本的には有酸素運動がお勧めですが、その中でも腕を大きく振ることを意識した運動がお勧めです。ウォーキングやランニングで大きく腕を振ることを心掛け、また、腕を大きく振るラジオ体操もお勧めです。

 

肩甲骨の動きに意識する
肩甲骨の動きが固い方は、五十肩になりやすいと言われています。肩甲骨は、肩関節の土台となる部分を言います。肩甲骨の動きが悪い人は、肩関節だけを動かすことになるため、肩関節に負担がかかるようになります。日頃からゆっくり腕を大きく後ろに動かすような体操を取り入れることにより、肩甲骨を柔軟にすることが出来ます。

 

栄養療法
身体の老化を防ぐことも大事です。身体の酸化を予防する栄養素を積極的に摂取しましょう。

 

冷え対策
身体を冷やすと、筋肉が固くなり、五十肩を起こしやすくなります。夏場の冷房の効き過ぎによる身体の冷えにも注意する必要があります。身体を温めることは、筋肉をほぐし、免疫力を高める効果があります。
鍼灸施術(全身調整の出来る施術院)で肩関節をほぐすことにより、肩関節の動く範囲が大きくなり、痛みも軽減していきます。気の巡りも良くなるので、免疫力が高まります。又、鍼灸施術は気分のリラックスにもなり、身体の緊張をほぐす効果、自律神経のバランスを整える効果もあります。

 

背中の凝りをほぐす
五十肩で悩む人の多くは、背中が大変固くなっています。また、以前から、肩こりになりやすく、腕の筋肉も固くなっています。肩こりと五十肩は、まったく別の症状ですが、背骨や肩の筋肉が固いと肩こりだけでなく、五十肩になりやすい傾向があるようです。

鍼灸施術を行わない日はご自宅での腕や肩、背中の凝りをほぐすようなストレッチを行うことをお勧めしています。

五十肩のもう一つの特徴

五十肩のもう一つの大きな特徴は、両方の肩が同時に痛むことはなく、どちらか片方の肩に痛みを生じるのがポイントです。五十肩の一般的な初期症状は、始めに肩や腕を動かしたときに痛みを生じます。徐々に痛みが進行して、肩や腕が上がらなくなり、日常生活に支障をきたすほど、激しい痛みを生じるようになります。

まれに、初期症状が現れることなく、激しい痛みを生じることもあります。人により症状も様々で、肩だけでなく、首や腕の痛みも同時に引き起こすことがあります。五十肩の症状は、通常、半年から1年半の間で自然に治るの場合が多いですが、痛みが出なくなった後にも「運動障害」の後遺症が残ってしまうこともあります。

五十肩の症状が現れたら、我慢することなく、先ずは専門医による診察を受診し、五十肩と言う病名が付きましたら鍼灸施術をすることをお勧めします。

初回限定料金~女性専用すずらん鍼灸院

執筆者 すずらん鍼灸院 (東京都足立区)院長 大島宏明

すずらん鍼灸院 院長 大島宏明

大島宏明 すずらん鍼灸院 院長

■経歴
昭和43年:東京都足立区生まれ
平成13年:日本鍼灸理療専門学校卒業
平成14年~16年:富山県の鍼灸院でインターン研修
平成16年:すずらん鍼灸院開業

■免許
はり師免許番号:119623
きゅう師免許番号:119533
不妊カウンセラー

■所属団体
奇経医学研究会スタッフ
経絡治療学会会員
日本不妊カウンセリング学会会員

新刊:血流をよくすれば、不調は消えていく

.

すずらん鍼灸院