肩関節周囲炎(五十肩)の早期施術と再発防止 – 五十肩お悩みQ&A

Q. 整形外科か他の施術方法に代えるべきか迷っています。

Q 肩関節周囲炎(五十肩)と診断され、今でも肩をちょっと動かしただけで激痛が走ります。整形外科でリハビリを始めてから2か月経ちましたが、一向に治る気配がありません。

正直、マッサージをしてもらうのさえ嫌で、かえって痛みがひどくなっている感じです。違う整形外科か他の施術方法に代えるべきか迷っています。

肩関節周囲炎は想像以上に厄介な症状

肩関節周囲炎(五十肩)は一旦症状が現われると、

「ほんの少し腕を動かしただけで激痛が走る」
「服を着たり脱いだりすることさえできない」
「腕が背中に回らない」
「寝ているとき、痛みがひどくて寝返りできない」

などのように日常生活に支障をきたすようになり、想像以上にやっかいな症状です。

整形外科や整骨院でマッサージを中心としたリハビリを行って痛みが和らぐこともありますが、リハビリを行ってもひどい痛みがとれないという患者さんの声が多いのが現実です。

ひどい痛みが長期化し、人によっては1年以上、辛い痛みが続くことさえあります。

 

肩関節周囲炎は数十種類の肩の異常を総称した呼び名

肩関節周囲炎は誤解されやすい症状で、実際の体の状態に適していないリハビリを行っていることさえあります。

肩関節周囲炎の症状は、急性期、拘縮期、回復期の3ステップあり、各段階に適した施術を行うことが望ましいです。(※3ステップについての詳細は、他のQAで紹介)

肩関節周囲炎(五十肩)は一つの疾患名ではなく、上腕二頭筋長頭炎、石灰化腱炎、肩峰下滑液包炎など数十種類の肩の異常を総称して呼んでいます。

精密検査やレントゲン検査を行っても、どの疾患に該当するかがわかりにくいため、ひとくくりに肩関節周囲炎(五十肩)と呼んでいるのです。

このように、肩の構造は思っている以上に複雑で、さらに正確な疾患名がつかみにくいことが、五十肩の施術を困難にさせている原因になっています。

 

完治と再発防止には全身のバランスを診つつ肩の施術を行うのが望ましい

さらに肩関節周囲炎は、本来肩だけの施術を行えばよいものではなく、全身のバランスを整えつつ、肩を施術していくことが望ましいです。

もし体のバランスが崩れていると肩の痛みが引きにくくなるだけでなく、完治が遅れ、肩が治っても体のバランスが崩れている恐れがあります。体のバランスが崩れていたら、再発する確率が高まります。

このような背景から、肩関節周囲炎(五十肩)を早期に改善し、再発を防止するためには、肩のみの施術を行うだけでは不十分と言えます。

鍼灸は、「病の全ては体のバランスの乱れ」という基本理念から体のバランスを整える施術を行います。

患者さんの全身のバランスを診ながら、肩関節周囲炎(五十肩)の進行状態に合わせたオーダーメイドの施術方法を決めていくので、早期回復と再発防止の効果が十分に期待できるのです。