出血量が少ない – 生理不順お悩みQ&A

Q. 出血量(経血量)が極端すぎるほど少なく心配です。

症状

あなたの症状は、過少月経と呼ばれるタイプの生理不順と思われます。過少月経とは、出血量が極端すぎるほど少なく、ナプキンに茶色のおりもの程度の経血が少し付く程度で終わってしまうものを言います。

思春期や更年期の時期、ホルモンバランスが乱れやすい時期に生じやすい生理不順です。

どの程度の出血量で過少月経と呼ぶかついては、明確な基準値はありませんが、月経時の出血量が30ml以下の場合に、過少月経と呼ぶケースが多いです。

但し、出血量を正確に測るのは困難なことです。現実的には通常の出血量と比べて少ないかどうかで判断するのが一般的です。

 

過少月経の原因

過少月経と呼ばれる生理不順の原因はいくつかあります。一つは、子宮発育不全です。
子宮発育不全とは、子宮の大きさが年齢に見合った成長をしてなく、子宮の発育が悪い状態を言います。

二つめは、ストレスや無理なダイエットによるホルモンバランスの乱れが上げられます。

ホルモンバランスの乱れによる過少月経は、黄体機能不全が原因の場合と、そもそも排卵そのものがないことにより生じるケースがあります。

3つめは子宮腔癒着症が上げられます。子宮腔癒着症とは、子宮の内壁が上下で癒着を起こしてしまった状態を言い、中絶や流産の手術のときに、子宮が傷を負うことによ癒着する症状と言われています。

 

過少月経の予防・改善

過小月経の施術は、卵巣そのものに異常があった場合には、ホルモン療法による施術が行われます。その他、症状に応じて、排卵誘発剤や漢方薬などによる施術が行われます。

ここで注意しなくてはいけないことがあります。出血量が平均より少なくても、毎月定期的に月経が来ているようであれば、基本的に特別な施術を行なわいケースが多いということです。

身体の症状は人により個人差があるので、全ての症状を一括りにすることは出来ません。詳しいことは、専門医できちんと判断して頂くことが良いです。

又、ストレスが原因による過少月経の予防・改善には、ストレスを溜めないことはもちろんですが、ストレスに強い体質づくりを心掛けることも大切です。

ストレスは精神的なものなので心を鍛えれば強くなるのですが、一般的には、ストレスに強くなる食事、あるいはリラックス出来る鍼灸施術から始めると良いでしょう。

 

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執筆者 すずらん鍼灸院 (東京都足立区)院長 大島宏明

すずらん鍼灸院 院長 大島宏明

大島宏明 すずらん鍼灸院 院長

■経歴
昭和43年:東京都足立区生まれ
平成13年:日本鍼灸理療専門学校卒業
平成14年~16年:富山県の鍼灸院でインターン研修
平成16年:すずらん鍼灸院開業

■免許
はり師免許番号:119623
きゅう師免許番号:119533
不妊カウンセラー

■所属団体
奇経医学研究会スタッフ
経絡治療学会会員
日本不妊カウンセリング学会会員

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