生理の周期が短い – 生理不順お悩みQ&A

Q. 生理の周期が23日ととても短かったです。

症状

あなたの症状は、頻発月経とよばれるタイプの生理不順です。頻発月経は、生理周期が24日以下で、同じ月に複数回、生理が起こる症状を言います。

この症状は、思春期の女性によく見られる症状です。頻発月経には、主に排卵があるものと、排卵が起こらないものの2種類の生理不順のタイプがあります。

特に生理周期が16日前後などのように極端に短い場合には、無排卵の可能性があります。又、気をつけなければならないことは、生理不順と思っていた症状が、実は不正出血だったということもあります。

不正出血の場合には、子宮がんや子宮筋腫などの重度な病気を患っている可能性もありますので、早期に専門医に診てもらうことをお勧めしています。

 

頻発月経の原因

頻発月経の原因には、ストレスによるホルモンバランスの乱れ、過度なダイエット、子宮や卵巣の異常などが考えられます。

 

頻発月経の予防・改善

先ほど、説明したように頻発月経には、排卵のあるものとないものの、2つのタイプがあります。先ずは、排卵がきちんとあるかを確認するため、基礎体温を付けることは必須です。

排卵が起こっていなければ、受精することができず、不妊症の状態であると言えます。

また、排卵があっても高温期が短い場合には、黄体の機能が低下している可能性(黄体機能不全の可能性)があります。

黄体機能不全の原因は、生殖器や子宮の冷えが原因と考えられています。ということは、頻発月経の症状を改善するためには、卵巣機能を温める「冷え対策」が必要になります。

なお、頻発月経では生理の回数が多くなり、その分出血も多くなります。その結果、貧血を起こしやすい身体の状態なので、意識して鉄分を摂取するようにしましょう。

 

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執筆者 すずらん鍼灸院 (東京都足立区)院長 大島宏明

すずらん鍼灸院 院長 大島宏明

大島宏明 すずらん鍼灸院 院長

■経歴
昭和43年:東京都足立区生まれ
平成13年:日本鍼灸理療専門学校卒業
平成14年~16年:富山県の鍼灸院でインターン研修
平成16年:すずらん鍼灸院開業

■免許
はり師免許番号:119623
きゅう師免許番号:119533
不妊カウンセラー

■所属団体
奇経医学研究会スタッフ
経絡治療学会会員
日本不妊カウンセリング学会会員

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