生理不順と生理周期について

生理不順とは

生理周期ってご存じですか?生理が始まった日を1日目とし、次の生理が来る前日までを「生理周期」と呼んでいます。最も理想的な周期は、28日と言われていますが、生理の周期が安定しないことがあります。

生理の異常を、例を上げてみると、

  • 生理周期が長すぎる
  • 生理周期が短すぎる
  • 生理の期間が短い
  • 出血量が多すぎる、あるいは少なすぎる
  • 痛みが激しすぎる

などがあります。

このように、生理周期が乱れ、身体の不調が生じる症状を「生理不順」と呼んでいます。

生理不順の種類

通常、正常な生理周期といわれる日数は、26~35日です。しかし、生理周期が短すぎたり、長すぎたりした場合は、生理不順の状態であると言えます。

生理不順には次のようなものがあります。

頻発(ひんぱつ)月経 生理周期が25日以内
希発(きはく)月経 生理周期が36日以上
過多月経 生理の量が極端に多く、生理期間が8日以上続く
過小月経 生理の量が極端に少なく、生理期間が2日以内に終わる

頻発月経の場合、生理周期が極端に短く、月に複数回の生理が起こります。

反対に希発月経は、生理周期が長く、年に数回しか生理が起こらず、時には、無月経になることもあります。又、生理期間が正常であることも重要です。平均的な、生理の期間は3~7日間と言われています。

これより短かったり(過小月経)、長すぎたり(過多月経)する場合も、生理不順の代表的な症状です。

それから、生理の量が通常より多すぎたり少なすぎたりするといった変調も生理不順の症状の一つです。生理不順は、不妊症の大きな原因の一つと言われています。

生理不順は、赤ちゃんが授かる子宮に異常が生じている状態なので、妊娠に不適な体質になっています。

希発月経のように「生理周期が長い」、あるいは「生理が来なくなった」という状態が長く続くようになると、子宮が小さくなって、無月経になることさえあります。

単なる生理不順と思わず、生理不順の症状がひどい時には、早めに施術することをお勧めしています。

鍼灸施術で体質改善

当施術院における生理不順の鍼灸施術では、子宮や卵巣の機能を高める施術を行います。生理不順は、自律神経が乱れることにより、ホルモン分泌の異常が生じ、生理周期が不規則になる症状を言います。

生理不順は、同時に、生理のトラブル以外にも、不定愁訴と呼ばれる様々な身体の不調和を誘発します。

 

【生理不順で現れる主な不定愁訴の症状】

①メンタル面に現れる不調
疲労感、イライラ、不安感 不眠症
自律神経失調症②身体面に現れる不調
吐き気 立ちくらみ 発汗肩こり だるさ 疲労感
頭痛 食欲不振 冷え性頭痛 耳鳴り めまい
動悸 息切れいらいら 吐き気 立ちくらみ 発汗

 

鍼灸施術では、生理不順の原因である自律神経の乱れを正常に戻し、子宮や卵巣が本来の働きができるように、身体の体質を改善させていきます。

鍼灸により、子宮や卵巣が本来の働きを取り戻すことにより、ホルモンバランスが整い、安定した生理が来るようになります。

女性の身体は、皆様が思っている以上にとても繊細です。些細なストレスや体調不良においても、生理に悪い影響を与えることがあります。

大変忙しい現代の社会環境では、肉体的な疲れや強いストレスを感じることは、日常茶飯事です。そのため、いくら、ホルモン剤による施術を行っても、身体に反応せず、なかなか、症状が緩和されないという女性がとても多いのです。

生理不順の原因の多くは、ストレスによるものです。ストレスにより、自律神経が乱れ、ホルモン分泌に悪影響を及ぼしております。

ただ、西洋医学におけるホルモン剤による施術は対症療法のため、一時期は症状が緩和されても、体質そのものが改善されたわけではありません。

生理不順が重なり、さらにストレスがたまり、生理不順がひどくなるという悪循環の可能性も残っています。この悪循環から抜け出さない限りは、根本的な解決にはならないのです。

初回限定料金~女性専用すずらん鍼灸院

執筆者 すずらん鍼灸院 (東京都足立区)院長 大島宏明

すずらん鍼灸院 院長 大島宏明

大島宏明 すずらん鍼灸院 院長

■経歴
昭和43年:東京都足立区生まれ
平成13年:日本鍼灸理療専門学校卒業
平成14年~16年:富山県の鍼灸院でインターン研修
平成16年:すずらん鍼灸院開業

■免許
はり師免許番号:119623
きゅう師免許番号:119533
不妊カウンセラー

■所属団体
奇経医学研究会スタッフ
経絡治療学会会員
日本不妊カウンセリング学会会員

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