肩こりの原因とその症状

肩こりとは

肩こりとは、首と肩を支える筋肉が緊張して、肩周辺に「重い」「痛い」「こわばる」「だるい」などの不快感を引き起こす症状を言います。

現在、男女に健康上の悩みは何かお聞きすると、『肩こり』と答える方がとても多く、今や、頭痛と並ぶ日本の代表的な国民病になってます。

肩こりは、頭痛と同じくらい、悩みをもっている方が多いのですが、肩こりの悩みを持つ方は、頭痛の悩みも同時に抱えている例が少なくありません。

このように慢性的な頭痛で悩んでいる方は、肩こりを同時に誘発するケースが多く、肩こりと頭痛には深い関係があると一般的に考えられています。

肩こりの原因

肩こりの原因を大きく分類すると、「病気による肩こり」、運動不足や姿勢の悪さによる「筋肉の緊張による肩こり」、ストレスからくる「心因性肩こり」の3つに分けられます。

病気による肩こり
心臓や胃の病気、背骨、胸、肩の疾患、目の疲れなど

運動不足・姿勢の悪さによる肩こり
デスクワークやゲームなど、同じ姿勢や悪い姿勢を長時間維持することで生じる肩こり

心因性肩こり
うつ病、自律神経失調症などの精神的な疾患が原因となって生じる肩こり
人の頭の重さは、全体重の約1/8に相当します。普段は、首や背骨周辺の筋肉が頭の重みを負担していますが、長時間、同じ姿勢や無理な姿勢を続けていることにより、首や背骨周辺の筋肉に負担がかかり、血行が悪くなります。

血液は、新鮮な酸素や栄養素を身体の隅々まで運ぶ働きをすると同時に、身体に溜まった疲労物質を体外に運び出す役割を果たしています。

血行が悪くなると、酸素や栄養素が不足し、疲労物質が溜まり、「痛み」「こわばり」といった症状が出るようになるのです。首や背骨の筋肉は、頭そして肩から腕までの重みを支える役割を果たしています。

首や背骨の血行が悪くなると、それと隣接する頭や肩の筋肉の血液循環も悪くなります。頭痛と肩こりが同時に起こりやすい理由には、こういった背景があるのです。

肩こりの症状には、まれに心臓や内臓系の疾患が隠れている場合があります。腹痛、胸や心臓の痛みなど、通常の肩こりではありえないような痛みがある場合には、
我慢せずに、早めに専門医での診断を受ける必要があります。

近年、肩こりで悩んでいる方は、急増しています。肩こりが生じると、不快な気持ちになり、集中力がなくなります。
さらに症状がひどくなると、頭痛や吐き気、身体のしびれなどを引き起こすこともあります。あるアンケート調査によると、女性の自覚のある不快な症状として「肩こり」が第1位に、男性では第2位に上げられていました。

さらに肩こりを訴える方は、低年齢化傾向にあり、このような背景から、肩こりは「日本の国民病」とも呼ばれています。

肩こりの種類

肩こりの原因は、主に3つの要因があることを説明しました。

原因が異なるということは、当然、肩こりの症状にもいくつかの種類があることになります。そのため、肩こりの痛みを訴える具体的な場所も、症状や原因によって、微妙に違いがあります。

施術の際に、実際に痛い部位を探したところ、背中の中心を訴える方もいれば、首の後ろや、どちらか一方の肩の痛みを訴えるなど、実に様々です。

全ての肩こりのタイプを説明することはできないですが、ここでは、代表的な肩こりのタイプに絞って説明致します。

 

血行不良型
その名の通り、血行が悪くなることで生じる肩こりを言います。肩こりの中で、最もポピュラーなタイプで、長時間、同じ姿勢や悪い姿勢を維持することにより生じます。

血行不良型をさらに分類すると次の通りになります

背中から肩にかけての肩こり
腕から肩にかけての肩こり
首から肩にかけての肩こり

これらの肩こりは、血行が悪くなることにより、筋肉が固くなって、凝りが生じている症状です。これらの症例は、筋肉をほぐし、血行を良くすることで症状が緩和されます。

 

ストレス型
肩こりの原因は、運動不足や姿勢の悪さが原因とされていましたが、近年、ストレスによる肩こりが急増していることがある調査で明らかになりました。

ストレス型は、感情の抑圧により自律神経に異常をきたし、血行が悪くなることで肩こりが生じます。最近は、職場で上司に怒られたり、失恋のショックなどでも肩こりや頭痛を生じる方が増えています。『肩こりは心を写す鏡なり』という言葉が冗談ではすまされない社会になりつつあるのです。

肩こりが生じると、身体のあらゆる部位に悪影響を与えることがあります。肩回りの筋肉は、手や胴体だけでなく、首から上の頭部にも深く関係してます。

肩こりが生じると、手のしびれや頭痛を同時に引き起こすのは、こういった理由によるものです。肩こりには、自覚症状が出ない場合があります。
人から、肩を揉まれて「少し痛い」と感じ、初めて肩こりと気づく方もいます。

特に40才を越えると、慢性的な肩こりに悩む方の割合が増えてきます。ですから、日常、肩こりに悩んでいる方は、症状がひどくなる前に、適切な施術を行い、肩こりを予防する心掛けが重要です。

 

臓器トラブル型
通常、肩こりの施術を行うことで、痛みが和らぐものです。しかし、長い間、施術を繰り返しても痛みが緩和されない場合は、胃、心臓などの内臓器官に異常を生じているケースがあります。

内臓に疾患がある場合、内臓のどの部分に異常が発病したかによって、肩の凝る部位も微妙に変わってきます。

例えば、身体の左側に位置する心臓や胃に異常があった場合は、左の肩に凝りを生じます。

身体の右側に位置する腎臓に異常がある場合は、右肩に凝りを生じます。左右の臓器の両方に異常があった場合は、両肩に凝りを生じます。

このように、内臓の異常が原因となって生じた肩こりは、凝りが生じた場所から、どの臓器が問題となっているかをある程度、特定することができます。

内臓の異常による肩こりは、いくら肩こりの施術をしても、内臓疾患を施術しない限り、症状が緩和されることはありません。

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