眠りの質がホルモンを左右する?生理不順に効く鍼灸ケアのすすめ

睡眠の質がホルモンバランスに与える影響とは?

私たちの体は、睡眠中にホルモンを調整・分泌しています。

特に深い眠りの間に分泌される成長ホルモンや、女性ホルモンのバランスを保つために重要なメラトニンなどは、生理のリズムに深く関わっています

しかし、夜更かしや不規則な睡眠が続くと自律神経が乱れ、ホルモンの分泌リズムが狂いやすくなります。

その結果、生理周期が不安定になったり、月経が遅れたりする原因に。

毎日決まった時間に眠ること、スマホやPCのブルーライトを控えることなど、質のよい睡眠を意識するだけでも体調が整いやすくなります。

生理不順の改善には、まず「眠り」を見直すことが第一歩です。

生理不順と睡眠不足の関係を見逃さない

慢性的な睡眠不足は、女性ホルモンの分泌に悪影響を与えるとされています。

十分な睡眠を取れない状態が続くと、脳内でホルモンの指令を出す「視床下部」と「下垂体」の働きが鈍くなり、エストロゲンやプロゲステロンの分泌が乱れがちになります。

これにより、生理が遅れたり、不正出血が起きたりすることもあります。

また、睡眠不足によってストレスがたまりやすくなり、それもまたホルモンバランスに影響を及ぼします。

日常生活において、できるだけ睡眠時間を確保することが、体の内側からの健康づくりにつながります。

少しの意識改革で、生理不順がやわらぐこともあるのです。

鍼灸が睡眠の質を高める理由とは?

鍼灸は、体の緊張をゆるめ、心身のリラックスを促すことで睡眠の質を高めるサポートをします。

とくに、現代人に多い「交感神経優位(=緊張状態が続いている)」の状態を、鍼灸により副交感神経が優位になる「リラックスモード」へと導く効果が期待されます。

このように自律神経のバランスを整えることで、夜ぐっすりと眠れるようになり、ホルモンの分泌も安定しやすくなります。

また、体がしっかり休まることで、血流や代謝も向上し、結果として生理不順の根本的な改善につながる可能性があります。

睡眠に悩んでいる方こそ、鍼灸の自然なケアを取り入れてみる価値があります。

鍼灸と生活習慣を組み合わせて体を整える

鍼灸によって体のバランスを整えると同時に、生活習慣の見直しも行うことで、生理不順の改善効果が高まります。

特に睡眠に関しては、「寝る1時間前からスマホを見ない」「カフェインを夕方以降は控える」「お風呂でしっかり体を温める」といった簡単な工夫が質の高い眠りにつながります。

また、夜はできるだけリラックスできる環境づくりを心がけ、アロマや音楽、読書などを取り入れるのもおすすめです。

鍼灸だけに頼るのではなく、日々の暮らし全体を整えることが、ホルモンバランスの安定、ひいては生理不順の改善につながります。

無理なくできることから始めましょう。

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