不眠症の鍼灸効果

不眠症と鍼灸施術

不眠症には、現代医学的な言葉で説明すると、入眠障害、中途覚醒、早期覚醒、熟睡障害の4つのタイプがあります。

現代の日本人においては、不眠症に悩んでいる方の割合は、先進国の中においてはトップクラスにあります。

しかし、不眠症で医師に受診する確率は最も低い割合となっております。

不眠症になっても病院に行かない理由としては、
「病院に行っても治らない」
「忙しいので、睡眠薬を飲んですませる」

と言う理由が最も多かったように思います。

慢性的な睡眠不足になると、仕事の効率が下がるだけでなく、体調も次第に悪くなります。

日本では、過労で倒れてしまう方が、他国と比べても圧倒的に多いので、症状が進行していない段階で、施術や予防をしておくことが望ましいと考えます。

又、薬の投与には、依存性があります。一時的には良いかと思いますが、長期に渡る使用はお勧め出来ません。
そこで、近年、注目され始めたのが、鍼灸施術になります。

鍼灸施術の効果

不眠症のメカニズムは、西洋医学の発展に伴い、解明されてきたと多くの方々は思っているかと思います。

実は、東洋医学においては、不眠症は遙か昔より研究がなされ、その研究期間においても、西洋医学よりもずっと長い歴史を持っているのです。

東洋医学では、不眠症に当たる症状は、「失眠」あるいは「不寝」と呼ばれています。

「失眠」あるいは「不寝」の原因は、心と肝のバランスが崩れたときに生じるとされています。

そして心と肝の乱れは、血液の乱れ、または自律神経の乱れにより、生じるとされています。

先程、西洋医学における4つの睡眠障害のタイプを紹介しましたが、これらの症状に共通して言えることは、自律神経が乱れていることが挙げられています。

自律神経が乱れているために、夜になっても交感神経(活動神経)の働きが強く、副交感神経の働きが弱いため、途中で目覚めたり、早く目覚めたりすることになるのです。

鍼灸施術は、自律神経を整え、全身の緊張をほぐし、心身をリラックスさせる大きな効果があります。

鍼灸施術は、長年にわたる経験が伝承されてきた医学です。

東洋医学では、不眠症は、遙か昔から「病」として研究され、施術法も年々改良され、今日に到っております。

特に慢性的な不眠症の症状に、鍼灸施術が大きな効果を発揮すると言われているのは、このような歴史的な背景と実績があるのです。

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執筆者 すずらん鍼灸院 (東京都足立区)院長 大島宏明

すずらん鍼灸院 院長 大島宏明

大島宏明 すずらん鍼灸院 院長

■経歴
昭和43年:東京都足立区生まれ
平成13年:日本鍼灸理療専門学校卒業
平成14年~16年:富山県の鍼灸院でインターン研修
平成16年:すずらん鍼灸院開業

■免許
はり師免許番号:119623
きゅう師免許番号:119533
不妊カウンセラー

■所属団体
奇経医学研究会スタッフ
経絡治療学会会員
日本不妊カウンセリング学会会員

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