なぜ産後にむくむの?原因と鍼灸でできるやさしい解消法

産後にむくみが起こる主な原因とは?

産後のむくみは、出産による体の変化とホルモンバランスの影響によって起こります。

妊娠中に増加した血液や体液は、産後もすぐには排出されず、体内に一時的に残るため、余分な水分が皮膚の下にたまりやすくなります

また、授乳や育児による睡眠不足・運動不足、さらには長時間の抱っこや同じ姿勢も血行を悪くし、むくみを助長します。

とくに足や顔にむくみが出やすく、放置すると倦怠感や頭重感などにつながることもあります。

むくみをやさしく改善する生活習慣

むくみを改善するには、まず血流とリンパの流れをスムーズにする生活習慣が大切です。

こまめな水分補給は体内の巡りを良くし、老廃物の排出を促進します。

また、足を高くして寝る、軽いストレッチや産後ヨガを取り入れる、塩分を控えた食事を心がけるなども効果的です。

冷えもむくみの一因となるため、足首や腰周りを温かく保つことも忘れずに。

体を冷やさない工夫が、巡りの良い体作りに直結します。

鍼灸がむくみに働きかける理由

鍼灸は、血液やリンパの流れを整え、自律神経のバランスを調整する働きがあります。

産後のむくみは、体のめぐりの乱れが原因であることが多く、鍼灸によって滞った循環が改善されることで、自然とむくみも軽減されていきます。

また、筋肉のこわばりをゆるめることで、抱っこや授乳による緊張を緩和し、全身の緊張状態がやわらぎます。

やさしい刺激で、体に無理のない調整ができるのも、産後のデリケートな体にはぴったりです。

 

鍼灸とセルフケアを組み合わせたケア方法

鍼灸による施術に加えて、自宅でのセルフケアを取り入れることで、より効果的なむくみ対策が可能です。

例えば、入浴時に湯船にゆっくり浸かることで、体全体の血行が良くなります。

また、足のマッサージや軽い体操を習慣づけるのも良いでしょう。

リラックスできる時間を確保することで自律神経が安定し、むくみにくい体質に近づいていきます。

専門家の施術と日々の意識づけの両方が、産後のむくみ解消には欠かせません。

SNSはこちら

症状の詳しい解説や施術法の説明をInstagramで配信しております。

 

産後ケアについて詳しくはこちら

この記事に関する関連記事

すずらん鍼灸院