骨盤がゆがむ!?産後の正しい座り方と鍼灸で整える体のバランス

なぜ産後は骨盤がゆがみやすいの?

出産によって女性の骨盤は一時的に大きく開きますが、産後すぐには元の状態に戻らず、不安定な状態が続きます。

その状態で無理な姿勢を取ったり、左右差のある動き(片側だけで抱っこする、あぐらで長時間座るなど)を繰り返すと、骨盤がゆがんだまま固まってしまうことがあります。

骨盤のゆがみは、腰痛や肩こりだけでなく、内臓の働きや姿勢の崩れにも影響するため、放置せず早めの対処が大切です。

正しい座り方とケアによって、骨盤のバランスを整えることができます。

体にやさしい産後の正しい座り方とは?

産後の座り方で最も意識したいのは「骨盤を立てる」こと。椅子に浅く座ったり、背中を丸めたりすると骨盤が後傾し、腰への負担が増します

座るときは、坐骨(おしりの下の骨)を意識して、背筋をまっすぐに保つことが理想です。

足を組む、長時間同じ姿勢を取るといったクセは避けましょう。

授乳中やおむつ替えなど前かがみになりやすい動作の後には、一度深呼吸をして姿勢をリセットするのも効果的です。

クッションや骨盤サポーターを活用するのもおすすめです。

鍼灸が骨盤バランスに与える効果とは?

鍼灸は、筋肉の緊張をやわらげ、血流を促進することで、骨盤周囲のバランスを整える助けとなります。

出産後の体は筋肉や靭帯がゆるみがちで、アンバランスな状態になっていますが、鍼灸によって局所的な疲労を軽減し、自然な形で体を整えることができます。

特に骨盤まわりの筋肉が硬くなっている場合、緊張をやさしくゆるめることで、本来の正しい姿勢がとりやすくなります。

また、施術によるリラクゼーション効果も高く、育児疲れの心身のリフレッシュにもつながります。

日常生活で気をつけたい姿勢習慣

産後の骨盤バランスを整えるには、鍼灸などの施術だけでなく、日常生活の姿勢習慣も見直すことが欠かせません。

例えば、座る・立つ・抱っこする動作すべてにおいて「左右のバランス」を意識することが大切です。

片足に体重をかけて立つクセや、どちらか一方で抱っこする習慣がある場合は、交互にするよう意識するだけでも骨盤のゆがみを防ぎやすくなります。

また、スマホを見る時間が長いと猫背になりやすいため、視線の位置や首の角度にも注意が必要です。

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