Q.更年期になるとなぜ髪が細くなる?原因3選と今日からできるケアを解説

更年期に髪が細くなる理由とは

髪のボリュームが減ったと感じやすい時期

更年期に入ってから、髪の分け目が目立つようになったり、全体的にボリュームが落ちたと感じたりする方は少なくないようです。

更年期とは閉経の前後およそ10年間を指すとされ、多くの場合40代半ばから50代半ばにかけて訪れるといわれています。

この時期は女性ホルモンの分泌量が大きく変化する時期にあたり、髪の毛周期にも影響が及びやすくなるとされています。

一時的な変化ではなく複数の要因が重なっている

髪が細くなる背景には、ホルモン・栄養・生活習慣といった複数の要因が重なっていることが多いと考えられています。

なかでも代表的な3つの原因を知っておくことで、シャンプーやトリートメントを変えるだけでは気づきにくいケアのポイントが見えてきそうです。

次の項目から、それぞれの原因を順番に見ていきます。


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原因①:エストロゲンの減少で毛周期が乱れる

髪の毛周期とエストロゲンの関係

髪の毛には、成長期・退行期・休止期というサイクル(毛周期)があり、通常は数年かけて成長期を過ごすとされています。

エストロゲンにはこの成長期を維持する働きがあるといわれており、更年期になって分泌量が急激に減少すると、毛周期のバランスが崩れやすくなるとされています。

成長期が短くなることで起こる変化

成長期が短縮されると、髪が十分に太く長く育つ前に抜け落ちてしまいやすくなり、全体的なボリュームダウンにつながると考えられています。

また、エストロゲンが減ることで相対的に男性ホルモンの影響を受けやすくなり、毛包が萎縮しやすくなるとの指摘もあります。

エストロゲンの働きと減少による変化を表にまとめました。

エストロゲンの主な働き 減少によって起こりやすい変化
髪の成長期を維持する 成長期が短くなりボリュームが落ちやすい
頭皮の血流を保つ 頭皮が乾燥・血行不良になりやすい
男性ホルモンの影響を抑える 毛包が萎縮しやすくなる

こうした変化は自然な体の移り変わりのひとつであり、仕組みを知っておくことが、過度に不安にならないための一歩になりそうです。


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原因②:鉄分・亜鉛・ビタミンD不足が影響する

髪をつくるために必要な栄養素

髪の毛は日々の食事から摂った栄養をもとにつくられているため、栄養バランスの乱れは髪の状態に直結しやすいとされています。

とくに鉄分が不足すると、毛母細胞への酸素やエネルギーの供給が滞りやすくなり、髪が細く弱々しくなりやすいといわれています。

不足すると起こりやすい変化

亜鉛はタンパク質を髪の成分であるケラチンへと変える過程に関わっているとされ、不足すると髪の生成そのものが滞りやすくなるとされています。

ビタミンDについては、毛周期を整える働きがあるとされ、不足すると休止期の髪が増えやすくなるとの報告もあります。

更年期の時期は食欲の変化やダイエットの影響で栄養バランスが崩れやすいことも多く、意識的に補っていく必要がありそうです。

魚・赤身肉・海藻類・きのこ類など、多様な食材からバランスよく栄養を摂ることが、髪の健康を支える土台になると考えられています。


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原因③:ストレスや睡眠不足で血行が悪くなる

ストレスが毛周期に与える影響

更年期はホルモンバランスの変化にともない、自律神経も乱れやすくなる時期とされています。

慢性的なストレスが続くとコルチゾールというホルモンの分泌が過剰になりやすく、これが毛周期を乱す一因になるといわれています。

よくあるご質問

Q. ストレスを感じるとすぐに髪が細くなりますか?

A. 髪の変化は毛周期を経て現れるため、ストレスの影響がすぐに見た目に出るわけではないとされています。数か月ほど遅れて変化として現れることが多いといわれています。

Q. 睡眠時間はどのくらい確保すればよいですか?

A. 明確な基準はないものの、成長ホルモンの分泌が活発になる時間帯に深い睡眠が取れているかどうかが重要とされています。就寝時間を一定に保つことがすすめられています。

睡眠不足と頭皮の血行不良

また睡眠中には成長ホルモンが分泌され、髪の修復や再生が進むとされていますが、睡眠不足が続くとこの働きが十分に発揮されにくくなるといわれています。

ストレスや睡眠不足はさらに頭皮の血行不良にもつながりやすく、毛母細胞へ栄養が届きにくくなる悪循環を招くこともあるとされています。

睡眠の質を整えることや、自分に合ったリラックス方法を持っておくことが、髪の健康を守るうえでも大切といえそうです。


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更年期の髪を健やかに保つために意識したいこと

日常生活で意識したい工夫

髪が細くなる原因には複数の要因が重なっているため、シャンプーやトリートメントなど外側からのケアだけでなく、体の内側から整えていく視点も大切とされています。

食事では、鉄分・亜鉛・ビタミンDを意識して取り入れつつ、極端な食事制限を避けることがすすめられています。

睡眠時間を一定に保ち、就寝前のスマートフォンの使用を控えるなど、生活リズムを整える工夫も髪の健康につながりやすいといわれています。

東洋医学・鍼灸から見た髪と体の関係

東洋医学では、髪は「血余」と呼ばれ、体の血の巡りと深く関わっていると考えられてきました。

加齢による髪の変化は「腎」の働きの衰えとも関係が深いとされており、体を温めることや気血の巡りを整えることが、髪と体の両方をケアする土台になるとされています。

すずらん鍼灸院では、更年期による体の変化やお悩みに合わせた施術も行っています。生活習慣の見直しと合わせて、ぜひお気軽にご相談ください。


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