頭痛の痛みを緩和する(偏頭痛偏)VOL.13~自律神経失調症の改善

こんにちは。すずらん鍼灸院の大島です。

前回までに、『偏頭痛を予防する8つの方法』のうち、7つまで紹介しました。

 

※【偏頭痛の代表的な予防法】
1.適度な睡眠(寝過ぎ・寝不足を避ける)
2.偏頭痛を予防する栄養素の摂取
3.偏った食生活、過度なダイエットを避ける

4.有酸素運動
5.アルコールを避ける
6.ストレスに強い身体つくり

7.ツボ刺激
8.自分の偏頭痛が発病するパターンを知る

 

今回はいよいよ最後の8つ目の項目である、『自分の偏頭痛が発病するパターンを知る』について解説していきます。

 

***

ご自分の偏頭痛が発病するときのパターンをご存じですか?

これまでに偏頭痛の治療を行った結果、偏頭痛が発病する原因には、一定のパターンがあることがわかりました。

例えば、ある会社員の方の場合では、「ストレスから解放されたときに偏頭痛の症状が発病しやすい」と話していました。

 

又、ある女性の場合では、「生理のときに偏頭痛がよく起こる」とお話されていました。

このように、偏頭痛が発病する環境は、人によって似たようなパターンがあります。

もちろん他の要因によって、偏頭痛が発病することもあります。

ただ、偏頭痛が発病しやすい環境を事前に知っておけば、偏頭痛の多くを予防することが出来るようになるのです。

 

例えば、サラリーマンに良く見られる、「仕事の緊張感から開放された時に発病する偏頭痛」に対しては、仕事前にストレッチや有酸素運動を多めにとることも重要な対策の一つです。

仕事からの開放後に軽いストレッチ体操を行ったり、偏頭痛に効く頭部のツボ刺激をすることで、偏頭痛の発病を抑えることが出来るようになります。

 

又、生理痛、あるいは生理が近づいたときに偏頭痛の症状が現れることもあります。

生理痛は、エストロゲンと呼ばれる女性ホルモンの減少によって、生じる現象です。

エストロゲンは、生理1週間前に増えていき、生理直前になると急激に減少し、このときに、偏頭痛が生じやすくなります。

 

その他、
「特定の食べ物を摂取したときに頭痛が起きる方」
「人混みに長時間いると発病する方」
「長時間、同じ姿勢を維持したときに発病する方」

など、人によって発病するパターンは違うのですが、発病するパターンには、人によって一定の傾向があります。

 

このように、自分の偏頭痛の発病しやすい環境を事前に知っておくことで、対策が打てるようになります。

対策が打てれば、偏頭痛の多くを事前に予防することが出来るようになるのです。

自分の偏頭痛の発病するパターンをしっかり認識しておきましょう。



すずらん鍼灸院