アトピー性皮膚炎の原因と症状・鍼灸施術

アトピー性皮膚炎の原因

近代医学ではアトピー性皮膚炎を施術する様々な方法が研究されました。しかし、慢性的なアトピー性皮膚炎に悩む方が数多くいて、根本的な解決には至っていません。

そのため、アトピー性皮膚炎の原因も明確に把握されていないのですが、一般的には皮膚の機能異常あるいは、免疫力の低下により生じる症状と考えられています。

皮膚の機能異常や免疫力が低下する原因は、遺伝的な要因と環境的な要因が主な原因と考えられていましたが、近年、自律神経のバランスの乱れとアトピー性皮膚炎に、密接な関係があることがわかってきております。

アトピー性皮膚炎の症状

東洋医学においては「皮膚は内臓の鏡である」という考えがあります。これは、「内臓器官の異常により、皮膚に現れてくる現象が皮膚病である」という意味にもなります。

「アトピー性皮膚炎」の症状については、日本皮膚科学会の施術ガイドラインによって決められています。それらの基準を次に簡単にまとめました。

  • かゆみがある
  • 湿疹の状態と症状が現れる部位に特徴がある
  • 乳児:主に顔や頭に発症。悪化すると、胸や背中、手や足にも広がるケースがある。
  • 子供:首回り、肘、膝の裏側などの関節の内側にできやすい。
  • 成人:顔や首、胸や背中など、手でかきやすい部位に発症しやすい。
  • 湿疹の慢性化
  • 乳児では2ヵ月以上、子供や大人では6ヵ月以上が目安

アトピー性皮膚炎と鍼灸施術の効果

先程説明したように、アトピー性皮膚炎の原因は、自律神経のバランスが関与しているのではないかというお話をしました。

自律神経と深い関わりを持つ機能が東洋医学でいうところの気の流れであります。実は、西洋医学が発達するずっと以前より、東洋医学においてはアトピー性皮膚炎の研究は行われていました。

東洋医学では、アトピーは風湿疹(ふうしつしん)と呼ばれています。東洋医学における風湿疹は、人体に有害な外邪(風・寒・湿・暑・火・燥)が皮膚の弱っている部分に悪影響を及ぼすことで発症するとされています。

発症の原因は、人によって様々です。そのため、個人の身体の状態に合わせた施術がどうしても必要になるのです。

東洋医学における鍼灸施術は、個人の体質に合わせた施術を行って自然治癒力を高め、アトピー皮膚炎の症状が出ない体質をつくりあげることに目的があります。

他のいかなる施術法を受けても、治らなかったアトピー性皮膚炎が、鍼灸施術により始めて改善したという声もよ良く聞きます。

西洋医学と鍼灸を組み合わせた施術による効果も認められていますので、鍼灸施術を一度はお試しください。

施術を続けるにつれ、良い方向に好転しました。32歳 女性

32歳 女性

私は長年アトピー性皮膚炎に悩んでいます。根本施術の一環として、冷え症体質を改善する目的ですずらん鍼灸院に通うようになりました。
通い始めると、手足やお腹の冷え方の違いを実感するようになりました。以前は体の芯まで冷え切っていたのですが、徐々に体の芯に熱を感じるようになりました。

又、私の場合アトピーの症状が良い時期と悪い時期が波グラフを描くように交互に来るのですが、施術を続けるにつれ、以前に比べ最悪の状態まで症状が陥る前に良い方向に好転するようになりました。
自然治癒力が徐々に戻ってきているのだと感じ、とても嬉しいです。

以前より生活が楽になったのはもちろん嬉しいですが、体質が着実に改善し、一歩ずつ良い方向へ歩んでいると実感できることが何より嬉しいです。
今後とも、よろしくお願いいたします。

※ 施術を受けた方の感想であり、効果効能を保障するものではありません。

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執筆者 すずらん鍼灸院 (東京都足立区)院長 大島宏明

すずらん鍼灸院 院長 大島宏明

大島宏明 すずらん鍼灸院 院長

■経歴
昭和43年:東京都足立区生まれ
平成13年:日本鍼灸理療専門学校卒業
平成14年~16年:富山県の鍼灸院でインターン研修
平成16年:すずらん鍼灸院開業

■免許
はり師免許番号:119623
きゅう師免許番号:119533
不妊カウンセラー

■所属団体
奇経医学研究会スタッフ
経絡治療学会会員
日本不妊カウンセリング学会会員

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