顔面神経痛の原因・症状と鍼灸施術

顔面神経痛の原因

顔面神経とは、顔面を動かす信号を脳へ伝達する神経のことを言います。顔面神経麻痺(マヒ)とは、文字通り、顔面神経に障害が生じ、顔の表情をコントロールできなくなる症状を言います。

顔面神経麻痺は、主に片側のみの顔面麻痺として表れます。顔面神経麻痺は、原因が特定できる場合とできない場合があります。

原因が特定できるケースを「症候性顔面麻痺」と呼び、原因が特定できないケースを「特発性顔面麻痺(ベル麻痺)」 と呼んでいます。

症候性顔面神経麻痺の原因としては、ストレス、脳腫瘍や脳障害、脳出血、アレルギー、ウイルスなどがありますが、このうち、脳や脳幹などの中枢神経の異常によるものを「中枢性顔面神経麻痺」 と呼びます。

顔面神経痛の症状

顔面神経麻痺の症状を具体的に説明すると次のとおりとなります。

中枢性顔面神経麻痺
顔面だけでなく手足に痺れ、麻痺を生じやすい
麻痺の症状はベル麻痺ほどひどくない
顔面麻痺の症状は、眼や頬をある程度動かすことが出来る

特発性顔面神経麻痺(ベル麻痺)
突然、前触れもなく、顔面の片側が動かなくなる
顔面部の片側の硬直が主な症状
麻痺の程度が、中枢性と比べて強い

専門医での顔面神経麻痺の診察は、最初に原因を特定することから始まります。
検査の結果、原因が特定できなかった場合には、ベル麻痺として判定されます。

顔面神経痛と鍼灸施術

顔面神経麻痺は、鍼灸適応症の一つとして、WHO(世界保健機関) から公式に効果が認められています。

顔面神経麻痺は、個人差、時期、症状の度合いにもよりますが、鍼灸施術は、有効な施術方法の一つとなります。顔面神経麻痺は、自律神経の異常といっても良い症状です。

鍼灸施術は、元来より自律神経の働きを活性化し、免疫力を高めることに施術の趣旨があります。顔面神経麻痺によって、自律神経の働きが弱まった、あるいは停止した顔面の血流を改善し、再生することに施術の目的があります。

顔面神経痛における鍼灸施術は、麻痺した神経を回復させ、さらに免疫力を高めることにより、再発を予防する効果もあります。

そして、早めに施術を受けることで、後々の後遺症を防止することが出来るようになります。
基本的に専門医での施術と並行して、鍼灸施術を行うことにより、施術効果を高めることがで出来ます。